港町十三番地 美空ひばり 歌詞の舞台

美空ひばり ゆかりの地・川崎市港町と横浜の名所がモチーフ

『港町十三番地』(みなとまち じゅうさんばんち)は、1957年(昭和32年)にリリースされた美空ひばりのシングル曲。作詞:石本美由起、作曲:上原げんと。

曲名や歌詞は、美空ひばり所属のレコード会社「日本コロムビア」事業所があった川崎市川崎区港町と、美空ひばりの故郷・横浜市の風景がモチーフとなっている。

横浜みなとみらい21

写真:横浜みなとみらい21(出典:Wikipedia)

京浜急行・大師線の港町駅(みなとちょうえき)では、『港町十三番地』が接近メロディに使われているほか、南口改札前に歌碑と美空ひばりのパネルなどが設置されている(詳細は後述)。

歌詞のモチーフとなっている横浜の名所としては、山下公園通りのイチョウ並木と、関内の桜木町寄りに位置する馬車道(ばしゃみち)がある(詳細は後述)。

【試聴】 港町十三番地 美空ひばり 1981

馬車道(ばしゃみち)

『港町十三番地』一番の歌詞にある「マドロス酒場」のモデルは、関内の桜木町寄りに位置する「馬車道(ばしゃみち)」とされている。

馬車道 横浜

写真:馬車道(出典:公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー)

長い旅路の 航海終えて
船が港に 泊まる夜
海の苦労を グラスの酒に
みんな忘れる マドロス酒場
ああ港町 十三番地

<引用:『港町十三番地』一番の歌詞より>

マドロスとは、「船乗り・水夫・船員」を意味するオランダ語。美空ひばりによるマドロスを題材とした楽曲(マドロス歌謡)は多数存在し、『ひばりのマドロスさん』、『波止場だよ、お父つぁん』、『君はマドロス海つばめ』、『哀愁波止場』などが有名。

山下公園通りのイチョウ並木

『港町十三番地』二番の歌詞にある「銀杏並木(いちょうなみき)」は、横浜市中区山下町にある山下公園通りのイチョウ並木がモデルとされている。

横浜・山下公園通りのイチョウ並木

写真:横浜・山下公園通りのイチョウ並木(出典:関東の紅葉・紅葉便り)

銀杏並木の 敷石道を
君と歩くも 久し振り

<引用:『港町十三番地』二番の歌詞より>

山下公園通りは、大桟橋付近の開港広場前交差点から、山下橋交差点までの約800メートルの区間で、イチョウ並木の沿道には、横浜マリンタワーや、横浜最古のホテルであるホテルニューグランドなど、特徴的な建造物が立ち並んでいる。

コロムビア前の港町駅

川崎市川崎区港町は、美空ひばり所属のレコード会社「日本コロムビア」事業所があった場所。最寄りの京浜急行大師線・港町駅は、かつて「コロムビア前駅」の駅名だった。

港町駅は2013年から2014年にかけて改修工事が行われ、駅メロディとして『港町十三番地』が採用されたほか、南口改札前には美空ひばりさんの写真パネルや歌碑が設置された。

港町駅『港町十三番地』歌碑

写真:港町駅『港町十三番地』歌碑(出典:日本旅行「汽車旅ひろば」)

また、駅構内の各所には楽譜のデザインが取り入れられ、プラットフォームの壁面には『港町十三番地』の楽譜が描かれている。

写真:港町駅プラットフォームに描かれた楽譜(出典:日本旅行「汽車旅ひろば」)

関連ページ

港が見える丘 歌詞とカバー盤
あなたと二人で来た丘は 港が見える丘
川の流れのように 元ネタ・似てる曲
美空ひばり生前最後のシングル曲 作詞はAKB48の秋元康P