コロッケの唄 歌詞 大正時代の流行歌

コロッケ普及に貢献した大正時代のコミックソング

『コロッケの唄』は、1917年(大正6年)に流行したコミックソング・流行歌。作詞:益田太郎冠者。東京丸の内・帝国劇場で上演された笑劇「ドッチャダンネ」劇中歌として作曲された。

コロッケ

写真:コロッケ(出典:味の素Webサイト「レシピ大百科」)

コロッケが日本の食堂・洋食屋で提供開始されたのは明治30年代のこと。ウィキペディアによれば、1905年(明治38年)頃には、東京銀座の洋食店「煉瓦亭」がメニューに初めてクリームコロッケを載せている。

大正時代の流行歌『コロッケの唄』により、コロッケ料理の知名度は高まり、以後日本人にとって最もポピュラーな洋食の一つになった。

試聴:コロッケの唄(大正時代)

歌詞:コロッケの唄/作詞:益田太郎冠者

一.
ワイフもらって 嬉しかったが
何時も出てくる 副食物(おかず)はコロッケ
今日もコロッケ 明日もコロッケ
これじゃ年がら年中コロッケ
アハハハ アハハハ
こりゃ可笑し(おかし)

二.
晦日(みそか)近くに 財布拾って
開けて見たらば金貨が
ザッククザク ザックザク
株を買おうか 地所を買おうか
思案最中に 眼が覚めた
アハハハ アハハハ
こりゃ可笑し

三.
芸者が嫌なら 身受けしてやろ
帶も買ってやろ
ダイヤもやろう やろう
今日は三越 明日は帝劇
いふて呉れるやうな客がない
アハハハ アハハハ
こりゃ可笑し

四.
亭主もらって 嬉れしかったが
何時も出て行っちや滅多に
帰らない 帰らない
今日も帰らない 明日も帰らない
これじゃ年がら年中 留守居番
アハハハ アハハハ
こりゃ可笑し

昭和の『コロッケの唄』

1962年(昭和37年)には、五月みどりの歌で『コロッケの唄』のリメイク版(作詞作曲: 浜口庫之助)がリリースされ、2003年(平成15年)に歌詞を修正して宮本光雄編曲により再発売された。

【試聴】コロッケの唄 作詞作曲: 浜口庫之助 歌:五月みどり

一番の歌詞を見ると、大正時代に流行した元祖『コロッケの唄』の歌詞と共通点が多い。

こんがりコロッケにゃ
口もない 目もない
手もない 足もない
だけどコロッケは 知っている
あなたとわたしの あの頃を
今日もコロッケ 明日もコロッケ
これじゃ年がら年中 コロッケ コロッケ

<引用:『コロッケの唄』より(作詞: 浜口庫之助)>

特に、「今日もコロッケ 明日もコロッケ これじゃ年がら年中コロッケ」という部分はそのまま転用されているのが分かる。

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