こいのぼり

日本の童謡・唱歌/屋根より高い鯉のぼり

こいのぼり

「屋根より高い鯉のぼり」の歌い出して親しまれる『こいのぼり』は、端午の節句に飾られる鯉のぼりのテーマとした日本の童謡・唱歌

いくつかの歌詞とメロディーが存在するが、「屋根より高い鯉のぼり」、または「甍(いらか)の波と雲の波」を歌い出しとする2曲が有名。

なお、五月の歌としては、『背くらべ(せいくらべ)』、『茶摘(ちゃつみ)』なども広く知られている。

鯉のぼりのルーツは?

こいのぼりの風習は、江戸時代に武家で始まったものとされる。男児の出世を願って、家庭の庭先で鯉に模した吹流しが飾られた。

端午の節句である旧暦の5月5日までの梅雨の時期に飾られることから、「皐幟(さつきのぼり)」とも呼ばれる。

こいのぼり日本一バトル頂上決戦

5月5日が近づいてくると、カラフルなこいのぼりが気持ちよさそうに空を泳ぐ姿が全国各地で見かけられる。

中にはこいのぼりを町おこしやイベントに活用する町もいくつかあり、こうした町や地域同士で「こいのぼり日本一バトル」が静かに繰り広げられているようだ。

高知県の四万十川中流では、500匹ほどの鯉のぼりの川渡しが有名。昭和49年頃から続くイベントで、発祥の地とも言われている。

3,500匹→5,000匹→そして伝説へ

数で圧倒するのが、熊本県小国町の杖立温泉(つえたておんせん)。川の上を3,500匹の鯉のぼりが群れを成して泳ぐ。

なんと、群馬県館林市では、これをさらに数で圧倒する。「世界一こいのぼりの里まつり」と題されたイベントでは、5,000匹以上のこいのぼりが鶴生田川、茂林寺川、近藤沼、つつじが岡パークインの4箇所で掲揚される。2005年にギネス世界記録に登録されたそうだ。

子供の日のお祭りが、大人の事情で変な方向へ行ってしまわない事を祈りつつ、風にたなびく鯉の泳ぎを素直に楽しみたいところだ。

【歌詞】 こいのぼり 作詞:近藤宮子/作曲:不明

やねよりたかい こいのぼり
おおきいまごいは おとおさん
ちいさいひごいは こどもたち
おもしろそうに およいでる

【歌詞】 こいのぼり 作詞:不詳/作曲:弘田龍太郎

甍(いらか)の波と 雲の波
重なる波の 中空(なかぞら)を
橘(たちばな)かおる 朝風に
高く泳ぐや 鯉のぼり

開ける広き 其の口に
舟をも呑(の)まん 様見えて
ゆたかに振(ふる)う 尾鰭(おひれ)には
物に動ぜぬ姿あり

百瀬(ももせ)の滝を 登りなば
忽(たちま)ち竜に なりぬべき
わが身に似よや 男子(おのこご)と
空に躍るや 鯉のぼり

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