ブンガワンソロ Bengawan Solo

インドネシア大衆音楽/ジャワ島中部を流れるソロ川

『ブンガワンソロ(Bengawan Solo)』は、インドネシアの大衆音楽クロンチョン(Kroncong)の一つ。

ジャワ島中部にある都市スラカルタ(ソロ)出身の音楽家グサン・マルトハルトノ(Gesang Martohartono/1917-)が1940年頃に作曲したもの。

タイトルの「ブンガワンソロ(Bengawan Solo)」とは、インドネシア・ジャワ島中部を流れる「ソロ川」を意味する(上写真)。

ソロ川は、全長540キロメートル、流域面積は1万5000平方キロメートル、ジャワ島で最長の川だ。雨季には水があふれるが、乾季にはほとんど枯渇してしまうという。

大衆音楽クロンチョンの起源は?

ブンガワン・ソロ~グサンを歌う

大衆音楽クロンチョンの起源は、16世紀頃のポルトガル船にまでさかのぼる。インドネシア固有の伝統音楽にポルトガル伝来の音楽が取り入れられ、混交音楽としてのクロンチョンが生み出されたという。

インドネシア研究者の土屋健治氏によると、クロンチョンは、インドネシアがオランダの植民地となっていた19世紀末のバタヴィア(現在の首都ジャカルタ)で流行し、20世紀には大衆演劇にも取り入れられ、1920年代後半にラジオ放送がさかんになると、その電波にのってクロンチョンはさらに全国へと広がっていったという。

【試聴】ブンガワンソロ

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