エルサレム Jerusalem

イギリス第二の国歌として親しまれるイギリス聖歌・愛国歌

イギリス聖歌・愛国歌『エルサレムJerusalem)』(イェルサレム)は、1916年にイギリスのチャールズ・パリーが作曲した合唱曲。

イギリス各地の教会で聖歌として歌われるほか、ラグビーやクリケットのイングランド代表が第二の国歌として使用している。プロムス最終夜にも必ず演奏される。

ウェストミンスター寺院

写真:ウェストミンスター寺院(出典:Wikipedia)

歌詞は、18世紀イギリスの詩人ウィリアム・ブレイク(William Blake/1757-1827)の長詩「ミルトン(Milton)」の序詩から採られている。

タイトルは、歌詞の1行目から「And did those feet in ancient time」と表記されることもある。

2011年にロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われたウィリアム王子とキャサリン・ミドルトンの婚礼では、聖歌『エルサレムJerusalem)』が式典内で祝福の賛美歌として歌われた。

【試聴】Jerusalem, the Anthem

【試聴】Jerusalem and God save the Queen - Last night of the Proms 2012

歌詞の意味・日本語訳

And did those feet in ancient time.
Walk upon England's mountains green:
And was the holy Lamb of God,
On Englands pleasant pastures seen!

いにしえの時
イングランドの緑の山々に
神の御足が降り立ったというのか
聖なる神の子羊が
清純なる緑野に顕れたというのか

And did the Countenance Divine,
Shine forth upon our clouded hills?
And was Jerusalem builded here,
Among these dark Satanic Mills?

雲立ち込める丘に
神の御顔が輝き出でたというのか?
こんな闇の悪魔のような工場の間に
かつてエルサレムが存在したのか?

Bring me my Bow of burning gold;
Bring me my Arrows of desire:
Bring me my Spear: O clouds unfold!
Bring me my Chariot of fire!

燃え盛る黄金の矢を我に!
望みの矢を!槍を!雲をけちらせ!
炎のチャリオットを!

I will not cease from Mental Fight,
Nor shall my Sword sleep in my hand:
Till we have built Jerusalem,
In Englands green & pleasant Land

心の戦いは決して止まず
剣は手の中で眠ることなし
イングランドの清純なる緑野に
エルサレムを再建するまでは!

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