リュートのための古風な舞曲とアリア
第3組曲より 「シチリアーナ」
レスピーギ(Ottorino Respighi/1879-1936)

カゴメのテレビCMでも有名になったレスピーギのシチリアーナ

レスピーギの故郷ボローニャの斜塔/出典:Wikipedia

 『リュートのための古風な舞曲とアリア』は、イタリアの作曲家レスピーギ作曲の3集の組曲。

 それぞれの組曲が4曲から成る。全12曲中、1932年に初演された第3組曲の第3曲『シチリアーナ(siciliana)』が最も有名(作曲者不明のメロディーが用いられた)。

カゴメCM「アンナ・マンマ」で注目

 『シチリアーナ』は、カゴメ(株)の瓶入りパスタソース「アンナ・マンマ(AnnaMamma)』のテレビCMで使用されたことでも有名な曲。リュート奏者つのだたかし小川和隆の十弦ギターにより演奏された。

 余談だが、リュート奏者つのだたかしは、漫画家つのだじろうの弟。つのだじろうは、「うしろの百太郎」、「恐怖新聞」などで有名。また、音楽家つのだ☆ひろは、つのだたかしの弟。

初期バロックから伝わる舞曲形式 シチリアーナとは?

 シチリアーナ(siciliana)とは、ルネサンス音楽末期から初期バロック音楽に遡る舞曲の一つ。ゆるやかな8分の6拍子か8分の12拍子で構成され、通常は短調(もしくは自然短音階)をとる。器楽曲だけでなく、オペラ・アリアにも応用されている。

 「シチリアーナ」は、「シチリア舞曲 danza siciliana」ないしは「シチリア風に A la Siciliana」に由来する女性名詞であるが、男性名詞である「シチリアーノ(siciliano)」や、フランス語の女性名詞「シシリエンヌ(Sicilienne)」も定着しているようだ。

 今日特に有名なシチリアーナとしては、フランスの作曲家フォーレによる『シシリエンヌ(Sicilienne)がある。

【関連曲】 ガブリエル・フォーレ 『シシリエンヌ』ト短調 Op.78 (1898年)

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