タタール人の侵入(出典:Wikipedia)
『だったん人の踊り(ダッタン人の踊り)』は、ロシアの作曲家ボロディン作曲の歌劇『イーゴリ公』の劇中歌。1890年初演。
ボロディンの最も有名な曲のひとつであり、しばしばオーケストラのコンサートなどでオペラとは独立に演奏される。オペラでは合唱を伴うが、演奏会では合唱のパートを省略することが多い。
正式なタイトルは『ポロヴェツ人の踊り(Polovetsian Dances)』。ポロヴェツ人とは、東ヨーロッパ東部の平原地帯で活動した民族集団を指す。日本向けのタイトルが「だったん人」となった経緯についてはよく分かっていない。だったん人(ダッタン人/韃靼人)とは、大雑把に言えばモンゴル系の一部族で、タタール人(Tatars)とも呼ばれる。
『だったん人の踊り』のメロディーは、1953年にニューヨークのジーグフェルド劇場(Ziegfeld Theater)で初演されたミュージカル『キスメット(Kismet)』で劇中歌『ストレンジャー・イン・パラダイス(Stranger in Paradise)』として登場する。同曲はその後トニー・ベネット(Tony Bennett/1926-)やサラ・ブライトマン(Sarah Brightman)らがカバーしたことでも知られている。
日本では、JR東海が2006年に開始した奈良観光のキャンペーン「うまし うるわし 奈良」のテレビCMで使用されている。ちなみに、2010年は、奈良の都である平城京が710年に遷都されてから1300周年を迎える記念の年。平城遷都1300年記念事業が盛大に執り行われる予定。
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