草原情歌 そうげんじょうか
在那遥远的地方

遥か離れたそのまたむこう 誰にでも好かれる綺麗な娘がいる

『草原情歌』(そうげんじょうか)は、中国の北西部に位置する新疆(しんきょう)ウイグル自治区のカザフ族民謡を元に1938年に発表された中国の歌曲

中国語のタイトルは、歌詞の一節から「在那遥远的地方 Zàinà Yáoyuán de dìfāng」(あのはるか遠い場所には)と表記され、英語訳では「In that place wholly faraway」、「In a faraway fairyland」などと題されている。

作詞・編曲者は、中国の音楽家・王 洛賓(おう らくひん/1913-1996)。中国各地の民謡を収集して新たな歌曲を数多く創作した。

日本語の歌詞の歌い出しは、「はるかはなれた そのまたむこう だれにでも好かれる きれいな娘がいる」。可愛い女性への恋心が歌われている。訳詞者は青山梓、劉 俊南。

なお、日本で知られる『草原情歌』と中国での原曲『在那遥远的地方』はメロディが異なり、原曲で用いられているカザフ民謡独自のメロディ進行(半音進行)が『草原情歌』ではほとんど使われていない。恐らく、日本人の耳になじみやすい音階に修正されたと思われる。

日本ではNHK「みんなのうた」にも

『草原情歌』は日本でも1961年ザ・ピーナッツがカバーしたほか、1983年12月にNHK「みんなのうた」で初回放送された。歌は、NHK「おかあさんといっしょ」で初代たいそうのおねえさんを務めた馮 智英(ひょう ちえ)。

その後NHK「みんなのうた」では、『草原情歌』は『枯れ葉の子守唄』と歌詞を変え、さらには『風色のとんぼ』などと、同じメロディに異なる歌詞をつけて別の曲として放送されたが、原曲のイメージが強かったのか、あまり人気を獲得することはできなかったようだ。

【試聴】ザ・ピーナッツ - 草原情歌

【試聴】在那遥远的地方