デヴィ夫人 スカルノ元大統領夫人

世界史・国際関係トピックス

インドネシアに深い関わりを持つ有名人としては、スカルノ元大統領夫人として多方面で活躍するデヴィ・スカルノ(Dewi Sukarno)、通称デヴィ夫人が今日の日本でも広く知られている。

デヴィ夫人は現在の港区西麻布に生まれ、19歳(1959年)のときに、日本政府による開発援助の一環で、秘書としてインドネシアのスカルノ大統領の元へ送り込まれた。

大統領第3夫人として1962年に結婚すると、池田勇人首相(当時)とスカルノをつなぐパイプ役として積極的に活動した。

結婚から3年後の1965年、インドネシアで発生した軍事クーデターによりスカルノは失脚。デヴィ夫人は日本やフランスへ亡命した。1970年のスカルノ死去後は遺産を分与され、1980年にインドネシアで石油関連事業を興した。

1991年にニューヨークへ移住後はインドネシアの第一線から退き、日本ではテレビ番組のコメンテーターやタレントとして活動するほか、執筆活動にも積極的に取り組んでいる。

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