スイス国歌『スイスの讃美歌』

スイス連邦/Swiss Confederation

スイス国歌『スイスの讃美歌(Swiss Psalm/Schweizerpsalm)』は、ドイツ語の歌詞で1841年に作曲された楽曲。後にフランス語、イタリア語、ロマンシュ語に翻訳された。

チューリッヒ

写真:スイス最大の都市チューリッヒ(出典:Wikipedia)

同曲が正式にスイス国歌として制定されたのは100年以上後の1981年4月1日。それまでは、イギリス国歌『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン(女王陛下万歳)』のメロディを用いた愛国歌『Rufst Du mein Vaterland』(When you call, my fatherland)が国歌的な扱いを受けていた。

チューリッヒ市街

曲名からも分かるように、もともとは教会で歌う賛美歌として作曲されたため、歌詞が堅苦しく、スポーツの国際大会などで選手の士気が上がらないなどと、スイス国民からは批判的な意見が少なくないようだ。

写真:チューリッヒ市街(出典:Wikipedia)

YouTube動画

歌詞の意味・和訳

Trittst im Morgenrot daher,
Seh'ich dich im Strahlenmeer,
Dich, du Hocherhabener, Herrlicher!
Wenn der Alpenfirn sich rötet,
Betet, freie Schweizer, betet!
Eure fromme Seele ahnt,
Eure fromme Seele ahnt
Gott im hehren Vaterland,
Gott, den Herrn, im hehren Vaterland.

空が朝焼けに染まり
我等の頭上に陽光降り注ぐ
主の御姿そこに在らん
アルプスの山々 光り輝くとき
主への祈りを捧げ 汝にひれ伏さん
我等は悟り 理解するのだ
この国は主と共にあることを

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