さらばジャマイカ
Jamaica Farewell

航海の途中で立ち寄ったジャマイカ 美しい自然 少女との別れ

『さらばジャマイカ Jamaica Farewell』は、カリブ海の音楽スタイル「カリプソ calypso」を取り入れたハリー・ベラフォンテ(Harry Belafonte)の大ヒット曲。

歌詞では、カリブ海の島国ジャマイカをはじめとする西インド諸島の美しい自然と文化が描写され、ジャマイカの首都キングストン(Kingston)で出会った少女への後ろ髪引かれる思いも綴られている。

メロディはジャマイカ民謡・カリプソ

作詞は、ハリー・ベラフォンテに数多くの作品を提供し、アメリカへカリプソを広めた立役者のロード・バージェス(Lord Burgess/1924 or 1926-)。

メロディについては、もともと西インド諸島で広く歌われていたいくつかの民謡やフレーズ、他のカリプソをバージェスがまとめて編集したものだという。

アルバム「カリプソ」は初のミリオンに

『さらばジャマイカ』は、1956年にリリースされたハリー・ベラフォンテ(Harry Belafonte)の3rdアルバム「カリプソ calypso」の3曲目に収録され、有名な1曲目の『バナナ・ボート』の人気とも相俟って、同アルバムは大ヒットを記録した。

ビルボード・アルバムチャートで31週連続1位、58週連続でトップ10入りを果たし、99週にわたってチャートに載り続けた。アルバム「カリプソ calypso」はミリオンセールスを記録した初のLPアルバムとなり、アメリカをはじめ世界中でカリプソブームが巻き起こった。

ジャマイカはどんなところ?

ジャマイカは、キューバの南に位置するカリブ海の島国。1494年にコロンブスが発見し、17世紀半ばまでスペイン領だったが、イギリス海軍の侵攻により以後イギリス領となっている。

『さらばジャマイカ』の歌詞にも登場する首都キングストン(Kingston)の東には、コーヒー豆のブランド名で有名なブルーマウンテン(Blue Mountain)山(標高2256m)がそびえ、ここで摂れるコーヒー豆の8割近くは日本へ輸出されるという。

商品作物としてココナッツやバナナが生産され、収穫したバナナを船に積み込む際に歌われたとされる労働歌は、ハリー・ベラフォンテ(Harry Belafonte)の世界的大ヒット曲『バナナ・ボート』にも取り入れられている。

レゲエはジャマイカの音楽がルーツとされ、ジョー・ヒッグス(Joe Higgs)、ジミー・クリフ(Jimmy Cliff)、ボブ・マーリー(Bob Marley)などの世界的なジャマイカ系レゲエミュージシャンが誕生している。

Jamaica Farewell - さらばジャマイカ

【試聴】さらばジャマイカ Jamaica Farewell

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