イパネマの娘
The Girl from Ipanema

アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim/1927-1994)

世界中で最も有名なボサノバ・ナンバー

リオデジャネイロのイパネマ海岸(出典:Wikipedia)

 『イパネマの娘』は、ブラジルの作曲家アントニオ・カルロス・ジョビンによる1962年作曲のボサノバ(ボサノヴァ)

 ビートルズの「イエスタデイ」等に次いで、世界中で多くカヴァーされたポピュラー・ソングの一つで、ボサノバのナンバーとしてはもっとも著名。

ボサノバを確立した音楽家ジョビン

 アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim/1927-1994)は、20世紀のブラジル音楽を代表する作曲家。トム・ジョビンとも呼ばれる。

 1950年代後半、ジョアン・ジルベルト、ヴィニシウス・ヂ・モライスなどとともに、ボサノバのジャンルを確立した。

 ちなみに、ボサノバ(Bossa Nova)とは、ポルトガル語で「新しい感覚」、「新しい傾向」などの意。ジョビンとニュウトン・メンドンサが共作したヒット曲「Desafinado(ヂザフィナード)」(1958年)の歌詞の一節「Que isso e bossa-nova」から採られたという。

ボサノバの女王アストラッド・ジルベルトの大ヒット曲

 アストラッド・ジルベルト (Astrud Gilberto/1940-)は、ブラジル出身のサンバ・ボサノバ音楽の歌手。結婚後アメリカに移住したジルベルトは、プロデューサーのクリード・テイラーに見出される。彼女が歌った『イパネマの娘』は、アメリカを中心に大ヒットを記録した。

 その後も彼女の甘くけだるい独特の歌声は世界の人々の心を捉え、ブラジルのボサノバと、アメリカのジャズ・スタンダードの架け橋的な役割を果たした。

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