誰がこまどり殺したの?
Who killed Cock Robin?


マザーグース(ナーサリーライム)

クックロビン音頭で日本でも有名になったマザーグース

ヨーロッパコマドリ ヨーロッパコマドリ

『誰がこまどり殺したの?(誰が殺したクックロビン)』は、イギリスの伝承童謡であるマザーグース(Mother Goose)の一つ。

古くから伝わる曲で、1744年にロンドンで出版された「Tommy Thumb's Song Book(トミー・サムのソングブック)」上での掲載が確認されている。

歌詞の内容は、スズメに殺されたコマドリのお葬式の段取りをあれこれ話し合うという不思議なストーリー。歌詞の背景や作者などについては客観的な文献は残されておらず、はっきりしたことは分かっていない。

イギリスで親しまれる野鳥ヨーロッパコマドリ

クックロビン(Cock Robin)とは、ヨーロッパコマドリ(European Robin)のこと。イギリスでは、人家近くの林に生息し、警戒心が弱く人を恐れずに近付いてくるため、特に馴染み深い野鳥の一つとして人々に愛されている

ヨーロッパコマドリは、特徴であるその赤い胸から、かつて「レッドブレスト(red breast)」と呼ばれていた。その後、種の名前に人名を当てることが流行した15世紀頃になって「ロビン・レッドブレスト(Robin redbreast)」 と呼ばれるようになり、さらにそれが略されて「ロビン(Robin)」 となった。

胸の毛が赤くなった理由としては、十字架に架けられたイエス・キリストの痛みを癒すため、彼の側で歌を歌っていて(またはいばらの冠を外そうとして)、その際にイエスの血によって胸が赤く染まったからとする逸話も残されているという。

懐かしのアニメ「パタリロ!」の『クックロビン音頭』でも有名に

クックロビンといえば、1982年のテレビアニメ『パタリロ!』のエンディングテーマ『クックロビン音頭』が思い出される。『パタリロ!』は、魔夜峰央(まや みねお/1953-)のギャグ漫画で、白泉社の少女漫画雑誌「花とゆめ」で連載された。

1978年の初掲載以来、2007年時点でも描き続けられており、2007年5月時点で、「花とゆめコミックス」の正編のみで80巻に達し、少女漫画界第2位の長編漫画となっている。 (1位は「あさりちゃん」)。

【試聴】 誰がこまどり殺したの?

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歌詞・日本語訳(意訳)
Who killed Cock Robin?
I, said the Sparrow,
with my bow and arrow,
I killed Cock Robin.
誰がこまどり殺したの?
「わたし」とスズメが言いました
弓と矢使って
わたしがこまどり殺したの
Who saw him die?
I, said the Fly,
with my little eye,
I saw him die.
誰がこまどり看取ったの?
「わたし」とハエが言いました
小さな目でしっかりと
わたしがこまどり看取ったの
Who caught his blood?
I, said the Fish,
with my little dish,
I caught his blood.
誰がこまどりの血を受けたの?
「わたし」と魚は言いました
小さなお皿を使って
わたしがこまどりの血を受けた
Who'll make the shroud?
I, said the Beetle,
with my thread and needle,
I'll make the shroud.
誰が経かたびらを作るの?
「わたし」とカブトムシは言いました
針と糸で
わたしが経かたびらを作りましょう
Who'll dig his grave?
I, said the Owl,
with my pick and shovel,
I'll dig his grave.
誰がお墓を掘るの?
「わたし」とフクロウは言いました
ピッケルとシャベルで
わたしがお墓を掘りましょう
Who'll be the parson?
I, said the Rook,
with my little book,
I'll be the parson.
誰が牧師をつとめるの?
「わたし」とミヤマガラスが言いました
小さな聖書があるから
わたしが牧師をつとめましょう
Who'll be the clerk?
I, said the Lark,
if it's not in the dark,
I'll be the clerk.
誰が付き人つとめるの?
「わたし」とヒバリが言いました
暗闇でなければ
わたしが付き人つとめましょう
Who'll carry the link?
I, said the Linnet,
I'll fetch it in a minute,
I'll carry the link.
誰がたいまつ持ってくの?
「わたし」とムネアカヒワが言いました
すぐに持ってくるから
わたしがたいまつ持ちましょう
Who'll be chief mourner?
I, said the Dove,
I mourn for my love,
I'll be chief mourner.
誰が喪主をつとめるの?
「わたし」とハトが言いました
愛をもって嘆き悲しむ
わたしが喪主をつとめましょう
Who'll carry the coffin?
I, said the Kite,
if it's not through the night,
I'll carry the coffin.
誰がひつぎを運びましょう?
「わたし」とトビが言いました
夜通しではないのなら
わたしがひつぎを運びましょう
Who'll bear the pall?
We, said the Wren,
both the cock and the hen,
We'll bear the pall.
誰が棺衣を持ちましょう?
「僕ら」とミソサザイが言いました
オンドリ、メンドリ手をとって
僕らが棺衣を持ちましょう
Who'll sing a psalm?
I, said the Thrush,
as she sat on a bush,
I'll sing a psalm.
誰が聖歌を歌いましょう?
「わたし」とツグミが言いました
ヤブにちょこんと腰掛けて
わたしが聖歌を歌いましょう
Who'll toll the bell?
I said the bull,
because I can pull,
I'll toll the bell.
誰が鐘を鳴らしましょう?
「わたし」と牛が言いました
自慢の力でエイコラと
わたしが鐘を鳴らしましょう
All the birds of the air
fell a-sighing and a-sobbing,
when they heard the bell toll
for poor Cock Robin.
空を行く鳥たちは
ため息ついて すすり泣く
鐘の音よ 響き渡れ
哀れなコマドリのために
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