大工のきつつきさん 手遊び歌

森でお仕事中のキツツキさん 通りかかった誰かに驚いて…

『大工のきつつきさん』は、オーストリア民謡『ペーターの泉に行って』(Und jetzt gang i ans Petersbrünnele)を原曲とする日本の手遊び歌。

原曲のコーラスはカッコウの鳴き声(ホルディククのククの部分がカッコウ)。二拍子のスイス歌謡『ホルディリディア』は別の曲。

原曲にもコーラス部分に振り付けがあるが、それを手遊び歌として替え歌し、新たな物語パートが追加されている。日本では幼稚園・保育園向け。ガールスカウトのキャンプソングとしても歌われる。

シルスイキツツキ

写真:シルスイキツツキ(出典:Wikipedia)

歌詞や振り付け、物語部分の登場人物やストーリーなどには様々なバリエーションが存在するが、大まかな共通点は次のとおり。序破急(じょはきゅう)の三段構成で説明する。

ストーリーの共通点

1.導入部分:序

大工のキツツキさんが森でお仕事中

2.展開部分:破

誰が通りかかって驚く(小人、牛、小鳥、リス、ウサギなど)

3.結末部分:急

驚いたキツツキがリアクション(アッカンベーや投げキッス)。通りかかった側がアッカンベーをする変則的なバリエーションもあるようだ。

【試聴】手遊び歌「大工のキツツキさん」

【試聴】 だいくのキツツキさん 宮林茂晴訳詞

歌詞の一例

大工のきつつきさん
みどりの森影に 響く歌は
大工のきつつきさん 精出す歌(木を切る音)
ホールディーアー
ホルディヒヒア ホルディクク
ホルディヒヒア ホルディクク
ホルディヒヒア ホルディクク
ホルディヒヒア ホー

物語パート(一例)

きつつきさんが仕事をしていると、黒い影がサッと通りすぎました。

ホルディヒヒア ホルディクク サッ

夢中で仕事をしていたので、きつつきさんは、ハッと驚きました。

ホルディヒヒア ホルディクク サッ ハッ

落ち着いてよく見ると、小人さんだったのでホッとしました。

ホルディヒヒア ホルディクク サッ ハッ ホッ

きつつきさんは仕事の邪魔をされたので、あっかんベーをしました。

ホルディヒヒア ホルディクク サッ ハッ ホッ あっかんべー

別バージョン

緑の森の中でキツツキさんがとんとんとおうちを建てていると、そこへサッと横切る影がありました

それを見て大工のキツツキさんはハッと驚きました

でも、よく見るとかわいぃこびとさんだったのでホッとしました

そしたらこびとさんがこっちを向いてアッカンベーをしました

でも心のやさしいキツツキさんは投げキッスでかえしました

原曲のオーストリア民謡

参考までに、『大工のきつつきさん』原曲のオーストリア民謡『ペーターの泉に行って』(Und jetzt gang i ans Petersbrünnele)での振り付けを見てみよう。

原曲の方は、子供から大人まで楽しめるレクリエーションソングとして定着しているようだ。振り付けはコーラス部分のみでシンプル。

【試聴】 Peter's Brünnele

【試聴】 Und jetzt gang i ans Peters Brünnele

YouTubeにアップされている日本の動画でも、この原曲の振り付けにほぼ忠実なやり方を採用している動画がいくつか確認できた。

ちなみに、原曲の歌詞はキツツキとは関係がなく、カッコウが鳴いている様子が描写されている。

関連ページ

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手遊び歌『大工のきつつきさん』原曲のオーストリア民謡
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ホルディリディア ホルディリア♪『大工のきつつきさん』と少しだけ似ているが別の曲。