とんでったバナナ(バナナが一本ありました)

ワニといっしょにボンボコツルン♪

「バナナが一本ありました♪」が歌いだしの『とんでったバナナ』は、1962年にNHKテレビの音楽番組「うたのえほん」で紹介された子供向けの歌。作詞:片岡輝、作曲:桜井順。

歌詞は6番まであり、擬人化されたバナナが青い南の空の下で、様々な場所へツルンツルンとすべって飛んで、ちょっとした冒険を繰り広げるファンタジーな童謡。「バナナン バナナン バナナ♪」のコーラスがユーモラスだ。

【試聴】とんでったバナナ

食べられオチの元祖?

バナナは小鳥の巣へ飛び込んでつつかれたり、ワニといっしょにボンボコツルンと踊ったり、最後は昼寝をしていた船長の口へ飛び込んでしまい、食べられてしまうという綺麗なオチがつけられている。

ワニとボンボコ踊ってしまうというシーンは、野口雨情の童謡『証城寺の狸囃子 しょうじょうじのたぬきばやし』の「おいらの友だちゃ ぽんぽこぽんの ぽん♪」のフレーズがヒントか。

食べられてしまうというオチは、『およげ!たいやきくん』の「僕をうまそうに食べたのさ」のストーリーをほうふつとさせる。同曲は1975年放送の曲であり、『とんでったバナナ』はその10年以上前の元祖「食べられオチ」を披露していたことになる。

安くて美味しいフィリピン産バナナ

ちなみに、日本に安価で新鮮なフィリピン産バナナが輸入開始されたのは、『とんでったバナナ』がテレビ放送された翌年の1963年4月のこと。それまでは台湾産に限定されていた。

フィリピン産バナナの普及により、日本でも手軽に安くて美味しいバナナが手に入るようになった。現代においても、日本のバナナ輸入国はフィリピン産が9割以上を占めている。安くて美味しいバナナはフィリピンのおかげ。ありがとうフィリピン。

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