こだぬきポンポ 歌詞と解説

ポンポコ村の こだぬきポンポ ポンポコあの子は まだこない

『こだぬきポンポ』は、NHK「みんなのうた」で』1983年12月に初回放送された子供向けの歌。作詞:鈴木悦夫、作曲:大山高輝。

歌いだしの歌詞は「ポンポコ村の こだぬきポンポ」。歌詞では、去年の冬に小さな女の子から赤い手袋を貸りたこだぬきポンポは、手袋を返そうと(そしてありがとうを伝えようと)ポンポコ駅で女の子を待つ健気な姿が描かれている。

「乗ってけ 乗ってけ 乗ってけ サーフィン」の歌いだしで有名な『太陽の彼方に』という歌謡曲があるが、この「乗ってけ 乗ってけ」の部分がそのまま「ポンポコ ポンポコ」に差し替えられたかのようなリズムの良さで、曲全体にユーモラスな印象を与えている。

アニメーション画像は、優しく柔らかいテイストが特徴的な堀口忠彦氏。堀口氏は『こだぬきポンポ』以外にも、『コンピューターおばあちゃん』、『せんせ ほんまにほんま』、『雪祭り』、『ふたりは80才』など、数々の「みんなのうた」ヒット曲のアニメーションを手掛けている。

「みんなのうた」は歌そのものの魅力に加え、優しく味わい深いアニメーションが一体となってヒットにつながることが多く、『こだぬきポンポ』や『雪祭り』などはその典型例と思われる。

ちなみに、『こだぬきポンポ』を歌った下條アトムは、同じく堀口氏がアニメーションを手掛けた『ふたりは80才』でもボーカルを務めている。

【YouTube】こだぬき ポンポ / 下條アトム

歌詞

作詞:鈴木悦夫/作曲:大山高輝

ポンポコ村の こだぬきポンポ
ポンポコ駅で あの子と会った
去年の冬の ポンポコ ポンポコ
小っちゃな子

耳のしもやけ チクチクいたい
赤いてぶくろ かりました
ポンポコ あの子は
やさしい子

2.
ポンポコ村の こだぬきポンポ
ポンポコ駅で あの子を待つよ
去年の冬の ポンポコ ポンポコ
忘れもの

スキーで遊んで 帰る日の
赤いてぶくろ 忘れもの
ポンポコ あの子は
いつくるか

3.
ポンポコ村の こだぬきポンポ
ポンポコ駅で 今日も待つよ
今年も冬が ポンポコ ポンポコ
やってきた

チラチラ雪が ふりだした
赤いてぶくろ ぬれました
ポンポコ あの子は
まだこない

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