スマイル Smile 歌詞の意味・和訳

ナット・キング・コール(Nat King Cole/1919–1965)

『スマイル(Smile)』は、1936年公開のチャップリンの映画「モダン・タイムズ(Modern Times)」のサウンドトラック。ラスト・シーンで感動的に用いられている。

数多くの音楽家によりカバーされているが、ナット・キング・コールが1954年にリリースしたカバー版が特に広く知られている。

ナット・キング・コールとハリー・ベラフォンテ

写真:ナット・キング・コール(右)とハリー・ベラフォンテ(出典:Wikipedia)

歌詞は、「つらくても苦しくても、きっと明日は見えてくる。君が笑顔でさえいれば。」といった内容。

【YouTube】スマイル Smile

歌詞の意味・和訳(意訳)

『Smile』(スマイル)

作詞:ジョン・ターナー(John Turner)、ジェフリー・パーソンズ(Geoffrey Parsons)

作曲:チャールズ・チャップリン(Charles Chaplin)

Smile though your heart is aching
Smile even though it’s breaking
When there are clouds in the sky,
You’ll get by

笑顔を 心が痛むときも
笑顔を 心が折れそうなときも
空が曇りの時だって
なんとかなるさ

If you smile through your fears and sorrow
Smile and maybe tomorrow
You’ll see the sun comes
shining through for you

怖くて悲しくても 笑顔なら
笑顔なら きっと明日は
太陽は昇り 君のために輝く

Light up your face with gladness
Hide every trace of sadness
Although a tear may be ever so near

喜びで表情を明るく
悲しみの跡を隠して
涙がこぼれそうでも

That’s the time
You must keep on trying
Smile, what’s the use of crying
You’ll find that life is still worthwhile

If you just smile

さあ続けてみよう
笑顔さ 泣いたって仕方がない
きっと分かるさ
人生まだ捨てたもんじゃない

ただ笑顔でいれば

映画「モダン・タイムズ」とは?

映画「モダン・タイムズ(Modern Times)」は、1936年のアメリカ映画。チャーリー・チャップリンが監督・製作・脚本・作曲を担当したモノクロの喜劇映画。

資本主義社会で人間の尊厳が失われ、人が機械の一部分のようになっている世の中をシニカルな笑いで表現している。

モダン・タイムス Modern Times

ジャケット写真:モダン・タイムス Modern Times [Blu-ray]

本作は、チャップリンが初めてスクリーンで肉声を発した映画としても有名。酒場でインチキ外国語による“ティティーナ”を歌うシーンで、チャップリン自身の歌声を聴くことができる。

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