ワルキューレの騎行

リヒャルト・ワーグナー(Wilhelm Richard Wagner/1813-1883)

『ワルキューレの騎行(Ride of the Valkyries)』は、ワーグナーの楽劇 『ニーベルングの指輪』の第一夜 楽劇『ワルキューレ』の第三幕の前奏曲

結婚式で用いられる「婚礼の合唱」と並び、ワーグナー作曲の中でも最もポピュラーな作品である。

下写真は、イギリスの画家エドワード・ロバート・ヒューズ(Edward Robert Hughes/1851–1914)が描いた北欧神話のワルキューレ(ヴァルキリー)。

ワーグナー『ニーベルングの指輪』は、「序夜と三日間のための舞台祝典劇」と題され、1848年から1874年にかけて作曲された。

上演に約15時間を要する長大な作品で、序夜 楽劇『ラインの黄金(Das Rheingold)』、第一夜 楽劇『ワルキューレ(Die Walküre)』、第二夜 楽劇『ジークフリート(Siegfried)』、第三夜 楽劇『神々の黄昏(Götterdämmerung)』の4部から構成され、 少なくとも4日間をかけて演奏される。

北欧神話の半神ワルキューレとは?

『ワルキューレ』とは、北欧神話に登場する複数の半神を指し、「戦死者を選ぶ者」という意味を持つ。日本語では戦乙女、戦女神などともいい、一般には、鎧と羽根のついた兜で身を固め、槍(もしくは剣)と盾を持ち、翼の生えた馬(ペガサスなど)に乗る美しい戦乙女の姿で表される。

『ニーベルングの指輪』では、神々の長ヴォー タンと 知の神エルダの間に生まれた9人の 娘達として登場する。

天馬にまたがり槍と楯を持ち天空を駆け巡るワルキューレたちが戦死した兵士の魂を岩山へ連れ帰る場面の前奏曲として流れるのがこの『ワルキューレの騎行』である。

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【試聴】ワルキューレの騎行