ピアノソナタ第21番 変ロ長調

シューベルト生涯最後のピアノソナタ

『ピアノソナタ第21番変ロ長調』D960は、フランツ・シューベルトの最晩年である1828年9月に作曲されたシューベルト生涯最後のピアノソナタ。4楽章から成る。

晩年のシューベルトは原因不明の病に苦しんでいた。1827年3月26日、ベートーヴェンの葬儀に参列したシューベルトは、帰りに友人らと酒場に立ち寄った。

シューベルトは「この中で最も早く死ぬ奴に乾杯!」と音頭をとったが、この時友人たちは一様に大変不吉な感じを覚えたと言う。皮肉にも、シューベルトはその翌年に亡くなっている。

鉄腕アトムのメロディが登場?

余談だが、シューベルト『ピアノソナタ第21番』第1楽章第2主題のメロディは、手塚治虫のSF漫画を原作とするテレビアニメ「鉄腕アトム」主題歌の旋律に似ているとのコメントをネット上でよく見かける。

もちろん「鉄腕アトム」主題歌のように勇ましい感じではないが、確かに「♪空を越えて ラララ 星のかなた♪」のメロディが聞こえてくる。

偶然の一致かどうかは確かめようがないが、一度「鉄腕アトム」を意識してしまうとずっとそのように聞こえてしまうところが悩ましいところだ。

ちなみに、このようなクラシック音楽と日本の楽曲の「偶然の一致」については、こちらのお遊び企画「元ネタ・原曲・似てる曲 そっくりメロディ研究室」で有名どころは一通りまとめているので、是非お立ち寄りいただきたい。

【試聴】シューベルト ピアノ・ソナタ第21番 第1楽章 今井顕

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