ザルツブルク・シンフォニー(モーツァルト)

16歳頃のモーツァルトが故郷ザルツブルクで作曲

『ザルツブルク・シンフォニー』は、モーツァルトが1772年に作曲したディヴェルティメント作品 ニ長調 K.136、変ロ長調 K.137、ヘ長調 K.138の総称・別称。

イタリア旅行から帰国したモーツァルトは、故郷ザルツブルクで作曲活動に没頭。16歳頃の1772年にK.136、K.137そしてK.138の三作品を一気に書き上げた。

モーツァルト自身はこの三作品をディヴェルティメントとは呼んでいなかったようで、ディヴェルティメントに欠かせないメヌエットの楽章もなく、シンフォニックな性格を有した作品であることから、『ザルツブルク・シンフォニー』との別称がついた。

楽器編成については、「ヴァイオリン2部、ヴィオラ、バス」とモーツァルトによって指定されており、この「バス」は最低音域の観点から「チェロ」が相応しいと考えられているようだ。

写真:モーツァルトの故郷ザルツブルク(オーストリア)

ディヴェルティメント ニ長調 K.136

第1楽章

アレグロ ニ長調 4分の4拍子 ソナタ形式

第2楽章

アンダンテ ト長調 4分の3拍子 ソナタ形式

第3楽章

プレスト ニ長調 4分の2拍子 ソナタ形式

ディヴェルティメント 変ロ長調 K.137

第1楽章

アンダンテ 変ロ長調 4分の3拍子 2部形式

第2楽章

アレグロ・ディ・モルト 変ロ長調 4分の4拍子 ソナタ形式

第3楽章

アレグロ・アッサイ 変ロ長調 8分の3拍子、ソナタ形式

ディヴェルティメント ヘ長調 K.138

第1楽章

アレグロ ヘ長調 4分の4拍子 ソナタ形式

第2楽章

アンダンテ ハ長調 4分の3拍子 三部形式

第3楽章

プレスト ヘ長調 4分の2拍子 ロンド形式

補足

第1楽章の一部のメロディは、槇原敬之『どんな時も』の歌い出しに似ているとの指摘があるようだ。

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