オンブラ・マイ・フ(ラルゴ)
Ombra mai fù/Largo

ヘンデル(George Frideric Handel/1685-1759)

キャスリーン・バトル・アット・カーネギー・ホール

『オンブラ・マイ・フ Ombra mai fù』は、ヘンデル作曲のオペラ『セルセ』第1幕の中のアリア。ペルシャ王セルセ(クセルクセス1世)によって歌われる。

曲の速度記号から、『ラルゴ(Largo)』または『ヘンデルのラルゴ』と題されることも。

オペラの方は今日ではほとんど上演されないが、この『オンブラ・マイ・フ』が独立した美しい小品として愛され、しばしば演奏される。

オンブラマイフってどんな意味?

タイトルの「オンブラ(Ombra)」とは、イタリア語で「影」の意味。「ルーチェ&オンブラ(Luce e Ombra)」なら「光と影」の意味になる。

「マイ・フ」の「マイ」は英語で「never」。「フ」は三人称単数の過去形。合わせて「今までになかった」の意味になる。

キャスリーン・バトル版が日本で話題に

アメリカ出身のソプラノ歌手キャスリーン・バトルによる音源が、実相寺昭雄監督による映像とともに、1986年夏からニッカ・ウィスキーのCMに使用され、日本で大きな反響を巻き起こした。

【試聴】キャスリーン・バトル Kathleen Battle - オンブラ・マイ・フ

歌詞・日本語訳

Ombra mai fu
di vegetabile,
cara ed amabile,
soave più

こんな木陰は今までになかった
どれよりも愛しく、愛らしく
そして優しい