パスピエ Passepied

ドビュッシー『ベルガマスク組曲』第4曲

『パスピエ Passepied』は、フランスの作曲家クロード・ドビュッシーが1890年ごろに作曲したピアノ独奏曲『ベルガマスク組曲』第4曲(終曲)。

17世紀にパリで大流行した舞曲「パスピエ」をモチーフとするが、、8分の3拍子ないしは8分の6拍子のオリジナルとは異なり、4拍子の行進曲風で表現されている。

なお、ドビュッシー『ベルガマスク組曲』は第3曲『月の光』が最も有名。『パスピエ』と共に、日本の冨田 勲(とみた いさお/1932-2016)によるシンセサイザーアレンジが人気が高い。

ちなみに写真は、ドビュッシーの生誕の地サン=ジェルマン=アン=レー(Saint-Germain-en-Laye)の広場。パリやセーヌ川を一望できる台地にある高級住宅街。

ドビュッシーの生家は観光案内所になっており、住居であった2階が展示室、3階が演奏室になっている。

【YouTube】パスピエ 演奏:Samson Francois

ドラクエ ゲーム音楽・BGMと似てる?

ドビュッシー『パスピエ』の一部のメロディは、人気ゲーム「ドラゴンクエスト」のフィールド音楽『広野を行く ~アレフガルドにて』に似ているとのコメントをネット上でよく見かける。

ドラクエシリーズのサントラ・BGMについては、『パスピエ』以外にもクラシック音楽作品との類似性が話題になることも少なくない。詳しくは、こちらのまとめ「ドラクエ風のクラシック音楽・似てる曲」をご覧いただきたい。

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