練習曲 エチュード 解説と視聴・CD・楽譜

フレデリック・ショパン(Frederic Francois Chopin/1810-1849)

Étude 10-3 『別れの曲』
『別れの曲』は、ショパンによる『12の練習曲』の第4番目の曲。海外では『悲しみ)』、『親しみ』 と呼ばれ、第4番と続けて演奏することが意図されている。
Étude 10-4
両手とも大変急速で、音階の細かい移動とオクターブを超える分散和音の動きが交互に現れ、ショパンの全練習曲中でも屈指の難曲となっている。
Étude 10-5 『黒鍵』
変ト長調で作曲されたこの曲は、右手による主旋律の全てが(第66小節の2拍目のヘ音を除いて)黒鍵によって演奏されることから、『黒鍵』との通称がつけられている。
Étude 10-12 『革命』
ショパンが演奏旅行でポーランドを離れていた際、革命が失敗し、故郷のワルシャワが陥落したとの報を受けて作曲したとされる。『革命』というタイトルは、フランツ・リストが命名したもの。
Étude 25-1 『エオリアンハープ』
流れるような美しいアルペジオ(分散和音)が特徴で、後にドイツの作曲家ロベルト・シューマンがこの題名を名付けたとされる。エオリアン・ハープってどんな楽器?
ショパン:12の練習曲 作品10/作品25
ショパン:12の練習曲 作品10/作品25
Étude 25-9 『蝶々』
練習曲集最も短い曲の一つ。聞いた印象はかわいらしいが、特に右手が3度重音とオクターブの軽やかな連鎖を弾きこなすのは、大変な修練を要する。
Étude 25-11 『木枯らし』
メロディーを特徴付ける最初の4小節は、友人であるチャールズ・A.ホフマン(Charles A. Hoffmann)の助言で、発表前に付け加えられたものだという。
Étude 25-12 『大洋』
両手のアルペジオが荒波のようにうねる中、美しいコラール風の旋律があたかも水中に垣間見えるかの様だ。

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