オランダ国歌

オランダ王国/Kingdomo of the Netherlands

オランダ国歌『Wilhelmus van Nassouwe ヴィルヘルムス・ファン・ナッソウエ(ウィルヘルムス)』は、スペインの圧政に対する16世紀後半の反乱「八十年戦争(オランダ独立戦争)」を指揮したオラニエ公ウィレム1世を題材としている。

現存する国歌(メロディー)としては世界最古(最古の歌詞は君が代)。1568年にシントアレホンデ領主のフィリプ・ヴァン・マーニックスが作詞。彼はオレンジ(オラニエ)公ウィレム・ヴァン・ナッソウの側近で詩人でもあった。

オランダ国歌の歌詞は15節(番)まであるが、それぞれの節の最初の一文字を繋げて読むと「WILLEM VAN NASSOV(ウィレム・ヴァン・ナッソウ)」 というオラニエ公の名前になる(この作詞法をアクロスティックという)。通常は1番と6番のみ歌われる。

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歌詞の意味・和訳

1.
Wilhelmus van Nassouwe
Ben ick van Duytschen bloet
Den Vaderlant ghetrouwe
Blyf ick tot in den doet
Een Prince van Oraengien
Ben ick, vrij, onverveert
Den Coninck van Hispaengien
Heb ick altijt gheeert 

ウィルヘルム・ヴァン・ナッソウ
我はオランダの由緒正しき血筋
永遠に祖国に忠誠を誓おう
オラニエ公 我は何ものにも臆せず自由なり
スペイン国王への忠誠を誓う

6.
Mijn schild ende betrouwen
Zijt Gij, o God mijn Heer,
Op U zo wil ick bouwen,
Verlaat mij nimmermeer.
Dat ick doch vroom mag blijven,
U dienaar t'aller stond,
Die tirannie verdrijven,
Die my mijn hert doorwondt.

我が盾 我が望み
それは神、いかなるときもあなたに他ならない
我を見捨てることなかれ
汝の導きに従い、敬虔な信者として
永遠に汝の僕(しもべ)となろう
我等を脅かす災厄と暴君を振り払いたまえ

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