プリーズ・プリーズ・ミー Please Please Me 歌詞の意味・和訳

ハーモニカのイントロが特徴的なジョン・レノン作曲によるシングル

『Please Please Me』(プリーズ・プリーズ・ミー)は、1963年1月にイギリスでリリースされたビートルズの楽曲。

イギリスでは、1962年10月のデビューシングル『ラヴ・ミー・ドゥ Love Me Do』に続く2枚目のシングル。アメリカでは1963年2月に1作目のシングルとして発売された。

マッカートニー=レノン(McCartney–Lennon)名義だが、ジョン・レノンによって書かれた作品。ハーモニカのイントロが特徴的。

曲名の意味は、最初の「Please」は「お願いだから、どうか」を意味する副詞、二番目の「Please」は「喜ばせる、楽しませる、満足させる」を意味する動詞で、全体で「お願いだから僕を喜ばせて」の意味になる。

THE BEATLES 赤盤 1962 1966

ジャケット写真ジャケット写真:THE BEATLES 赤盤

レノンは当初、ブルージーでスローテンポの曲として作曲していたが、プロデューサーのジョージ・マーティンからダメ出しを受けた。「元のアレンジはテンポが遅くて退屈で、ヒットする見込みはなかった」と。

マーティンは、テンポを上げるなどの大きな変更を検討するようビートルズに求め、アレンジが大幅に変更された。

ポール・マッカートニーはこの一件について、ビートルズ解散後に制作されたドキュメンタリー『ザ・ビートルズ・アンソロジー』の中で後にこう語っている。

本当はちょっと恥ずかしかったんだ。彼(ジョージ・マーティン)のほうがこの曲の正しいテンポを解っていたんだからね。

【YouTube】 Please Please Me (Remastered 2009)

歌詞の意味・和訳(意訳)

『Please Please Me』

作詞・作曲:マッカートニー=レノン(McCartney–Lennon)

Last night, I said these words to my girl
I know you never even try, girl

昨日の夜 彼女に言ったんだ
君はやってみようとすらしないって

Come on (Come on), come on (Come on)
Come on (Come on), come on (Come on)
Please please me, whoa yeah, like I please you

さぁ(さぁ) さぁ(さぁ)
お願いだから僕を喜ばせてよ
僕が君にしてあげるみたいに

You don't need me to show the way, love
Why do I always have to say, love?

やり方を教える必要はないだろ 愛しい君
どうしていつも僕から
「愛してる」って言わなきゃいけないの?

Come on (Come on), Come on (Come on)
Come on (Come on), Come on (Come on)
Please please me, whoa yeah, like I please you

さぁ(さぁ) さぁ(さぁ)
お願いだから僕を喜ばせてよ
僕が君にしてあげるみたいに

I don't want to sound complaining
But you know there's always rain in my heart
I do all the pleasing with you
It's so hard to reason
With you, whoa yeah
Why do you make me blue?

愚痴は言いたくないけど
僕の心はいつも雨
君に尽くして喜ばせても
君は分かってくれない
どうして僕を憂鬱にさせるの?

Last night, I said these words to my girl
I know I never even try girl

昨日の夜 彼女に言ったんだ
君はやってみようとすらしないって

Come on (Come on) Come on (Come on)
Come on (Come on) Come on (Come on)
Please, please me, whoa yeah, like I please you
Me, whoa yeah, like I please you
Me, whoa yeah, like I please you

さぁ(さぁ) さぁ(さぁ)
お願いだから僕を喜ばせてよ
僕が君にしてあげるみたいに

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