暴れん坊将軍 オープニング・殺陣テーマ曲

松平健が演じる8代将軍・徳川吉宗が悪を斬る人気時代劇

「暴れん坊将軍」は、1978年から2002年にテレビ放映された時代劇シリーズ。松平健が演じる8代将軍・徳川吉宗が、身分を隠して江戸市中を回り悪を斬る勧善懲悪もの。

オープニングでは、アニメ「ドラえもん」「Dr.スランプ アラレちゃん」など数多くのヒット曲を手掛けた菊池 俊輔(きくち しゅんすけ/1931-)によるテーマ曲が流れる。

暴れん坊将軍 時代劇専門チャンネルNET

写真:暴れん坊将軍 時代劇専門チャンネルNET

ドラマの見せ場である殺陣(たて)のシーンでは、オープニングテーマ曲をアレンジしたBGMが使われ、事件の黒幕たちを峰打ちでなぎ倒していく。

このテーマ曲は、日本の高校野球における応援歌として演奏機会があるほか、かつてプロ野球・近鉄バファローズのチャンステーマや中村紀洋の応援歌としても使われていた。

【YouTube】暴れん坊将軍 オープニング

【YouTube】殺陣のテーマ

サントラCDについて

「暴れん坊将軍」オープニングテーマ曲と、殺陣(たて)のシーンで流れるテーマ曲のアレンジ版については、こちらのサントラCD「東映傑作TVシリーズ 暴れん坊将軍 Vol.1 オリジナルサウンドトラック」に収録されている。

暴れん坊将軍 オリジナルサウンドトラック

東映傑作TVシリーズ 暴れん坊将軍 Vol.1 オリジナルサウンドトラック

テーマ曲は1曲目の「旧オープニング曲」、殺陣(たて)のシーンで流れるテーマ曲は、30曲目の「4-43」という曲名のトラックがそれに該当する。

このサントラCDを入手される方のほとんどがこの2曲目当て、特に殺陣のテーマ曲のために購入されるケースが多いと思われる。

殺陣のテーマ曲は、オンラインゲームなど複数の敵を倒すゲーム動画において、次々と敵を倒す無双状態シーンのBGMとしても使われることがあるようだ。

北島三郎の主題歌・テーマ曲について

「暴れん坊将軍」エンディングでは、北島三郎が歌う『炎の男』、『がまん坂』、『男道』、『陽だまり人情』などの主題歌・テーマ曲が用いられた。

これら4曲はすべて原譲二名義で北島三郎が作詞・作曲を行った作品。

さらに、「暴れん坊将軍」シリーズ8作目以降は、北島三郎の次男・大野誠が大地土子(だいち・とこ)名義で作詞を行った『未来』や『輝』がオープニングやエンディング曲となった。

オープニング映像のロケ地

「暴れん坊将軍」のオープニングで富士山をバックに馬で海岸線を走るシーンは、静岡県の景勝地・三保の松原(みほのまつばら)。2013年にユネスコの世界文化遺産に登録された。

三保の松原と富士山

写真:三保の松原と富士山(出典:Wikipedia)

学校のテストで米将軍が…

余談だが、「暴れん坊将軍」の主人公である8代将軍・徳川吉宗は、幕府の財政に直結する米相場について数多くの政策を実行した「米将軍」と呼ばれた。

徳川吉宗が何将軍と呼ばれていたのかについて、学校の歴史のテストで問題が出題された際、正解の「米将軍」ではなく、ドラマの影響でなんと「暴れん坊将軍」と解答してしまった生徒がいたという笑い話があるようだ。

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