オーラ・リー Aura Lee 歌詞の意味・和訳

ラブミーテンダー原曲/エルヴィス・プレスリーもカバーした名曲

『オーラ・リー』(Aura Lee)は、1861年にオハイオ州シンシナティでミンストレル・ショー向けに出版されたアメリカ歌曲。

エルヴィス・プレスリー(Elvis Aron Presley/1935-1977)の名曲『ラブミーテンダー(Love Me Tender)』は、この『オーラ・リー』をカバーしたもの。

金髪の美しい若い女性

ところで、なぜエルヴィス・プレスリーは『オーラ・リー』をカバーすることになったのだろうか?

ラブミーテンダー(Love Me Tender)』は、エルヴィス・プレスリーが初めて映画に出演する作品となった映画『やさしく愛して』の主題歌だった。

この映画は、19世紀アメリカ南北戦争を時代背景としており、その当時を代表するアメリカ歌曲として、1861年に出版された『オーラ・リー』が原曲として用いられたというわけだ。

1861年頃のアメリカは、史上最悪の「南北戦争」が始まった頃の混乱期。故郷に彼女を残して出兵していった多くの若い兵卒等によって、この『Aura Lee オーラ・リー』が広く歌われていったという。

【YouTube】ミッチ・ミラー合唱団 Aura Lee オーラ・リー 

歌詞の意味・日本語訳(意訳)

1.
When the blackbird in the spring
On the willow tree
Sat and rocked, I heard him sing
Singing Aura Lee.

クロウタドリが春に
ヤナギ柳の木でさえずる
座って揺れながら
鳥のさえずりを聞いた
オーラリーを歌いながら

Chorus:
Aura Lee, Aura Lee
Maid of golden hair
Sunshine came along with thee
And swallows in the air.

オーラ・リー オーラ・リー
金髪の少女よ
太陽は君と共に
ツバメも飛び交う

2.
In thy blush the rose was born,
Music, when you spake,
Through thine azure eye the morn,
Sparkling seemed to break.

君が頬を染めると バラが生まれた
君が話すと 音楽が生まれた
君の青い瞳から
輝く朝が生まれるようだった

Aura Lea, Aura Lea,
Birds of crimson wing,
Never song have sung to me,
As in that sweet spring.

オーラ・リー オーラ・リー
紅の翼の鳥たちよ
僕が聴いたどんな歌も
あの素敵な春の歌には及ばない

3.
Aura Lea! the bird may flee,
The willow's golden hair
Swing through winter fitfully,
On the stormy air.

オーラ・リー!あの鳥は飛び去るだろう
ヤナギの金色の髪は
冬の間気まぐれに揺れる
嵐のような風に吹かれて

Yet if thy blue eyes I see,
Gloom will soon depart;
For to me, sweet Aura Lea
Is sunshine through the heart.

でも君の青い目を見れば
憂鬱さはすぐに消え去る
僕にとって 素敵なオーラ・リーは
心に注ぐ太陽の光なんだ

4.
When the mistletoe was green,
Midst the winter's snows,
Sunshine in thy face was seen,
Kissing lips of rose.

緑色のヒイラギ 冬の雪の中
君の顔を照らす日の光はまるで
バラのような唇に
キスしてるようだった

Aura Lea, Aura Lea,
Take my golden ring;
Love and light return with thee,
And swallows with the spring.

オーラ・リー オーラ・リー
金の指輪を受け取ってくれ
愛と光は 君とともに帰ってくる
春にはツバメも戻ってくる

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