コーヒールンバ 原曲の歌詞と和訳

モリエンド・カフェ Moliendo Café/アルパの演奏で世界的に有名に

『コーヒールンバ』(Coffee Rumba)は、ベネズエラのホセ・ペローニ(Jose Manzo Perroni)作曲によるラテン音楽(1958年)。

日本では、「昔アラブの偉いお坊さんが」の歌い出しで知られる独自の日本語歌詞でカバーされ、西田佐知子、森山加代子、荻野目洋子、井上陽水らが歌っている。

原題・オリジナルのタイトルは、『Moliendo Café』(モリエンド・カフェ)。意味は「コーヒーを挽きながら」。原曲の歌詞はスペイン語。

作曲者の甥でアルパ(ハープの一種)奏者のウーゴ・ブランコ(Hugo Blanco)の演奏で世界的にヒットした。

「ルンバ」と題されているが、実際には曲のリズムはルンバではなく、「オルキデア(Orquidea)」という独自のリズム形式。『マツケンサンバ』もサンバではない

ちなみに、高速道路のサービスエリア・パーキングエリアに設置されているコーヒー自動販売機では、コーヒーを抽出する際に『コーヒールンバ』のメロディが流れることがある。

また、サッカーのチームチャント定番曲としてもしられ、日本国内ではFC東京、横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸、北海道コンサドーレ札幌、ヴァンフォーレ甲府などがチャントに用いている。

【YouTube】Martin Zarzar - Moliendo Cafe

【YouTube】Moliendo Café de Hugo Blanco

原曲の歌詞の意味・和訳(意訳)

『Moliendo Café』

作詞・作曲:ホセ・ペローニ(Jose Manzo Perroni)

Cuando la tarde languidece
Renacen las sombras
Y en su quietud los cafetales
Vuelven a sentir

夕日が弱まり
夜の闇が息を吹き返すと
静けさの中 コーヒー農園では
今夜も聞こえてくる

Esa triste canción de amor
De la vieja molienda
Que en el letargo de la noche
Parece gemir

古いコーヒーミルの音
それは哀しげな愛の歌
夜のまどろみの中
うめいているように

Una pena de amor, una tristeza
Lleva el sambo Manuel en su amargura
Pasa incansable la noche
Moliendo café

愛の苦しみ、悲しみ
マヌエルが抱く苦悩
夜は疲れも知らず過ぎていく
コーヒーを挽きながら

<以下、繰り返しのため省略>

日本語の歌詞

【YouTube】コーヒー・ルンバ / 西田佐知子

日本語の歌詞では、原曲の歌詞の内容がどの程度反映されているのだろうか?

作詞:中沢清二による『コーヒールンバ』の歌詞を次のとおり引用し、その内容を確認してみたい。

昔アラブの偉いお坊さんが
恋を忘れた あわれな男に
しびれるような
香りいっぱいの
こはく色した
飲みものを教えてあげました
やがて心うきうき
とっても不思議このムード
たちまち男は
若い娘に恋をした

コンガ マラカス
楽しいルンバのリズム
南の国の情熱のアロマ
それは素敵な飲みもの
コーヒー モカマタリ
みんな陽気に飲んで踊ろう
愛のコーヒー・ルンバ

昔アラブの偉いお坊さんが
恋を忘れた あわれな男に
しびれるような
香りいっぱいの
こはく色した
飲みものを教えてあげました
やがて心うきうき
とっても不思議このムード
たちまち男は
若い娘に恋をした

コンガ マラカス
楽しいルンバのリズム
南の国の情熱のアロマ
それは素敵な飲みもの
コーヒー モカマタリ
みんな陽気に飲んで踊ろう
愛のコーヒー・ルンバ

「愛」という題材は共通しているが、日本語歌詞では「コーヒーを飲んで陽気に踊ろう」といったような、原曲とはまったく異なるストーリーが展開されている。

「モカマタリ」とは、イエメン産アラビカ種のコーヒー豆のこと。「ワインのような甘さと香り」と表現されるほど、果実のような甘い香りの独特な風味をもったコーヒー豆の品種。

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