パップラドンカルメが食べたい!その正体とは?

子供向けテレビ番組「ひらけ!ポンキッキ」より

「パップラドンカルメ」とは、「ひらけ!ポンキッキ」で1970年代後半に放送されていた子供向けの曲。「パッパラドンカルメ」とたまに誤記される。

うわさ(歌の歌詞)によれば、パップラドンカルメというものは、プリンみたいな味がして、ケーキみたいな味もする「未確認お菓子物体」のようだ。

はなしによれば、マシュマロみたいに「ぷあぷあ」で、ポップコーンみたいに「もこもこ」だとも言われている。

新説!ポルトガル伝来のお菓子だった?!

このパップラドンカルメの正体について、とあるジョークサイト(冗談サイト)で次のような新説を発見した。

かるかんは一部では、ポルトガル語で"米でつくったパン"を意味する「パン・ドゥ・カルクェン」とも呼ばれる。
「ぱんどぅかるくぇん」転じて「ぱっぷらどんかるめ」である。

ジョークサイト NSRより引用

軽羹(かるかん)とは、鹿児島県をはじめとする九州特産の和菓子。確かにパップラドンカルメとの共通点があるとも解釈しうるが、この「パン・ドゥ・カルクェン」説はまったくのネタ。

「かるかんとの関係は妄想です。」

実は、NSRの該当ページの中段の色の薄い文字をよく見ると、「かるかんとの関係は妄想です。」との注意書きが確認できる。さらに、NSRの「About Us」のページでは、「このサイトはウソてんこ盛りです。本気にして恥をかかれても我々は一切の責任を負いません」との警告が赤字で記されていた。

ネタとしては面白いが、いくつかのブログでは信じてしまった人もいるようだ。皮肉にも、「うわさによれば」の世界が現実化してしまったという何ともシニカルな展開。うわさって、怖い。

ネーミングのヒントは「ポップコーン」に「カルメ焼き」?

それにしても、「パップラドンカルメ」とは奇妙な名前だ。歌の設定上、正体については未だ不明だが、ネーミングのヒントになったのは、おそらく「ポップコーン」、「アップルパイ」、「ポン菓子(ドン)」、「カルメ焼き」などのお菓子の名前ではないだろうか?

どうしても「パップラドンカルメ」が食べたい!という人は、歌の歌詞をヒントに自分でいろいろお菓子を創作してみるのも楽しいかもしれない。

うわさによれば、放送当時、もし反響が大きければ商品化(お菓子)も期待されていたらしいが、問い合わせはまったく来なかったそうだ。逆に今ならレトロブームで多少はウケるかも?