夢(夢想曲)

クロード・ドビュッシー(Claude Achille Debussy/1862-1918)

『夢(Rêverie)』は、フランスの作曲家ドビュッシーによる1890年頃のピアノ曲。『夢想』または『夢想曲』とも題される。

寝ている子猫

パガニーニの主題の反行形を、最初はピアノが独奏で演奏し、オーケストラが受け継いで演奏する。この部分だけ演奏されることも多く、テレビCMなどでも使用された。

【YouTube】夢(Rêverie)

ドイツやバリを訪問していたドビュッシー

『夢(Rêverie)』を作曲していた頃のドビュッシーは、ドイツ・バイエルン州でのバイロイト音楽祭を1888年、1889年と2年連続で訪れている。

また、パリで開かれた万国博覧会でジャワ音楽(ガムラン)を耳にするなど、その後の彼の音楽に大きな影響を与える体験をしている。

特に、2度のバイロイト訪問は、自身が強く影響を受けていたワーグナー音楽の限界を悟る大きな契機となった。

当時の作品としては、『ベルガマスク組曲』、『2つのアラベスク』などの初期のピアノ小品や歌曲が有名。 

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