アヴェ・マリア Ave Maria 有名な曲

作品解説とYouTube動画の試聴

曲目一覧

シューベルト アヴェ・マリア
歌詞はイギリスの詩人ウォルタースコット(Waller Scott)の長編詩 『湖上の美人 Lady of the Lake』の一節
グノー(バッハ) アヴェ・マリア
フランスの作曲家グノーとJ.S.バッハ『平均律クラヴィーア曲集』のコラボレーション
カッチーニ アヴェ・マリア
ジュリオ・カッチーニ(Giulio Caccini)は、ルネサンス音楽末期からバロック音楽初期におけるイタリアの作曲家
メンデルスゾーン アヴェ・マリア
「3つの教会音楽」作品23の第2曲。ちなみに第3曲は瀧廉太郎『荒城の月』に似てる
アルカデルトのアヴェ・マリア
16世紀のシャンソンを原曲とする19世紀フランスの賛美歌
サン=サーンス アヴェ・マリア
複数のアヴェマリアを作曲したフランスの作曲家サン=サーンス
マスカーニ アヴェ・マリア
マスカーニの歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲にマッツォーニ(P. Mazzoni) が作詞

アヴェ・マリアの歌詞

各作曲家による「アヴェ・マリア」の歌詞は、一般的に次のようなラテン語の祈祷文が用いられる。

最初の4行はルカによる福音書からとられ、特に最初の2行は、大天使ガブリエルによる「受胎告知」のシーンにおける聖母マリアへの挨拶として有名。

「アヴェ・マリアの祈り」

Ave Maria, gratia plena,
Dominus tecum,
benedicta tu in mulieribus,
et benedictus fructus ventris tui Jesus.
Sancta Maria mater Dei,
ora pro nobis peccatoribus,
nunc, et in hora mortis nostrae.
Amen.

アヴェ、マリア、恵みに満ちた方、
主はあなたとともにおられます。
あなたは女のうちで祝福され、
ご胎内の御子イエスも祝福されています。
神の母聖マリア、
わたしたち罪びとのために、
今も、死を迎える時も、お祈りください。
アーメン。

その他のアヴェ・マリア

メンデルスゾーン アヴェ・マリア
1820年に作曲された歌曲と、1830年「3つのモテット(教会音楽) 作品23」における混声合唱とオルガンのための「アヴェ・マリア」がある
ブラームス アヴェ・マリア
女声合唱と管弦楽もしくはオルガンのための曲として1858年に作曲された
ロッシーニ アヴェ・マリア
「老いのいたずら」第3巻に収録された混声合唱とオルガンのための「アヴェ・マリア」
ヴェルディ アヴェ・マリア
無伴奏混声合唱曲として1889年に作曲された。謎の音階が用いられていることで知られ、後に「聖歌四篇(4つの聖歌)」の第1曲になった。なお、典礼文ではないが、オペラ「オテロ」の第4幕に「アヴェ・マリア」という曲が登場する。
ドヴォルザーク アヴェ・マリア
アルト(もしくはバリトン)とオルガンのための曲として1877年に作曲された
フォーレ アヴェ・マリア
メゾソプラノもしくはバリトンとオルガンのための「アヴェ・マリア」(作品67-2)、2人のソプラノとオルガンのためのための「アヴェ・マリア」(作品93)など複数残されている