名づけられた葉 歌詞と解説 合唱曲

ポプラの木には ポプラの葉 私は呼ばれる 私だけの名で 朝に夕に

『名づけられた葉』は、飯沼信義作曲、新川和江作詞による合唱曲。歌い出しの歌詞は「ポプラの木には ポプラの葉」。同じ詩に加賀清孝も曲を付けている。

中学生の合唱コンクールなどで難易度高めの大作として選ばれ、この曲で最優秀賞・優勝を獲得した経験者も少なくないと思われる。

「ポプラの木にはポプラの葉」の歌い出しで知られるこの曲の歌詞では、緑の木々に茂る一枚一枚の葉に人々の人生を重ね、「名づけれれた葉」としての「わたし」の生き方を問う深遠なテーマが扱われている。

作曲者の飯沼信義はNHK全国学校音楽コンクールの課題曲をいくつか手がけており、『うつくしい鐘が…』(昭和56年度)、『朝のバス』(平成2年度)、『六年生の夏』(平成7年度)などがある。

【YouTube】合唱曲 『名づけられた葉』

【YouTube】合唱曲 『名づけられた葉』 加賀清孝

歌詞

ポプラの木には ポプラの葉
何千何万芽をふいて
緑の小さな手をひろげ
いっしんにひらひらさせても
ひとつひとつのてのひらに
載せられる名はみな同じ

わたしも
いちまいの葉にすぎないけれど
あつい血の樹液をもつ
にんげんの歴史の幹から分かれた小枝に
不安げにしがみついた
おさない葉っぱにすぎないけれど
わたしは呼ばれる
わたしだけの名で 朝に夕に

だからわたし 考えなければならない
誰のまねでもない
葉脈の走らせ方を 刻みのいれ方を
せいいっぱい緑をかがやかせて
うつくしく散る法を
名づけられた葉なのだから 考えなければならない
どんなに風がつよくとも

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