大切なもの 歌詞と解説 合唱曲・卒業ソング

いつか会えたなら ありがとうって言いたい

『大切なもの』は、中学校教諭の山崎朋子氏が作詞・作曲した中学校向けの合唱曲(混声三部合唱)。2006年に教育芸術社から出版された(同声二部の小学校向け編曲版もあり)。

歌詞では、学校を卒業後、「あれから いくつもの季節こえて 時を過ごし」た青年・若者が、学生時代には気が付かなかった「大切なもの」の意味を今ようやくしみじみとかみしめ、強い気持ちや優しさを教えてくれた友達に、遠く離れた場所から一人感謝の念を送る熱い胸の内が切々と歌い込まれている。

「卒業」という単語は歌詞には使われておらず、特に卒業シーズンに焦点を当てた内容ではないが、「いつか会えたなら ありがとうって言いたい 遠く離れてる君に がんばる ぼくがいると」など、卒業ソング的な表現も随所に見られ、卒業式関連の学校行事の中で歌われる機会が少なくないようだ。

なお、山崎朋子氏が作詞・作曲した合唱曲・卒業ソングとしては『絆(きずな)』も人気を集めているようだ。

【YouTube】大切なもの 歌詞つき

歌詞

空にひかる星を
君とかぞえた夜

あの日も 今日のような
風が吹いていた

あれから
いくつもの季節こえて
時を過ごし

それでも あの想いを
ずっと忘れることはない

大切なものに
気づかないぼくがいた

今 胸の中にある
あたたかい この気持ち

くじけそうな時は
涙をこらえて

あの日
歌っていた歌を思い出す

がんばれ 負けないで
そんな声が聞こえてくる

ほんとに 強い気持ち
やさしさを教えてくれた

いつか会えたなら
ありがとうって言いたい

遠く離れてる君に
がんばる ぼくがいると

大切なものに
気づかないぼくがいた

ひとりきりじゃないこと
君が教えてくれた
大切なものを

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