恋人は赤い、赤いバラ A Red, Red Rose

スコットランド歌曲/作詞:ロバート・バーンズ

『恋人は赤い、赤いバラ A Red, Red Rose』は、スコットランドの国民的詩人ロバート・バーンズ(Robert Burns/1759-1796)の作詞による1794年頃のスコットランド歌曲

曲名は、冒頭の歌詞から『y Love is Like a Red Red Rose』とも表記される。

当初は詩につけるメロディがいくつか試されていたようだが、1821年にスコットランドの作曲家ロバート・スミスが『Low Down in the Broom』のメロディを用いたところ人気を博し、以後様々なアーティストによってカバーされている。

2008年にイギリスのレコード販売大手HMVが実施した「My Inspiration」(マイ・インスピレーション)キャンペーンでは、フォークロックの大御所ボブ・ディラン(Bob Dylan)は、大きなインスピレーションを受けた音楽家の作品として、ロバート・バーンズ『A Red, Red Rose』を挙げている。

【YouTube】EDDI READER - "My Love is Like a Red Red Rose"

歌詞の意味・日本語訳(意訳)

O my Luve's like a red, red rose
That’s newly sprung in June;
O my Luve's like the melodie
That’s sweetly play'd in tune.

ああ 恋人は 赤い 赤いバラのよう
それは6月に花咲く
ああ 恋人はメロディのよう
それは甘い調べ

As fair art thou, my bonnie lass,
So deep in luve am I:
And I will luve thee still, my dear,
Till a’ the seas gang dry:

汝は美しい 愛しい恋人よ
僕の愛の深さも負けてはいない
僕は君を愛し続ける 愛しい人よ
すべての海が枯れ果てるまで

Till a’ the seas gang dry, my dear,
And the rocks melt wi’ the sun:
I will luve thee still, my dear,
While the sands o’ life shall run.

すべての海が枯れ果てるまで
岩が太陽に溶かされようとも
僕は君を愛し続ける 愛しい人よ
命の砂が尽きるまで

And fare thee well, my only Luve
And fare thee well, a while!
And I will come again, my Luve,
Tho’ it were ten thousand mile.

さようなら 僕のただ一人の恋人よ
さようなら しばしの間
僕はまた戻ってくる 恋人よ
たとえ1万マイル離れていようとも

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