山のロザリア 歌詞と解説 ロシア民謡

忘れられぬ あの日よ 涙ながし別れた 君の姿よ

「山の娘ロザリア いつも一人うたうよ」の歌い出しで知られる歌謡曲『山のロザリア』。

1960年代に活躍した日本の女性3人組コーラスグループ「スリー・グレイセス(the Three Graces)」によりヒット曲となった。

原曲はロシア民謡と一般的に解説されるが詳細は不明。「アレクサンドロフスキー(アレクサンドロフスカ) Alexandrovsky」というロシアのフォークダンス(ボール・ルーム・ダンス)の曲と関連付けて説明されることが多いようだ。

『山のロザリア』の訳詞(作詞?)を手掛けたのは、『高校三年生』、『ハクション大魔王の歌』、『みなしごハッチ』、『カバトット』などの作詞で有名な丘 灯至夫(おか としお/1917-2009)。本名は西山安吉。

【YouTube】「山のロザリア」スリー・グレイセス

【YouTube】フォークダンス Alexandrovsky

歌詞

山の娘 ロザリア
いつもひとり うたうよ
青い牧場 日暮れて 星の出る頃
帰れ帰れ もいちど
忘れられぬ あの日よ
涙ながし 別れた 君の姿よ

黒い瞳 ロザリア
今日もひとり うたうよ
風にゆれる 花のよう 笛をならして
帰れ帰れ もいちど
やさしかった あの人
胸に抱くは 片身の 銀のロケット

ひとり娘 ロザリア
山の唄を うたうよ
唄は甘く かなしく 星もまたたく
帰れ帰れ もいちど
命かけた あの夢
うつりかわる 世の中 花も散りゆく

山の娘 ロザリア
いつもひとり うたうよ
青い牧場 小山羊も 夢を見る頃
帰れ帰れ もいちど
忘れられぬ あの日よ
涙ながし 別れた 君の姿よ

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