遠くの町(遠い山の向うの 知らない町よ)

フランス民謡?ボヘミア民謡?謎に包まれた外国曲

「遠い山の向うの 知らない町よ」の歌い出しで親しまれる『遠くの町』。見知らぬ町への憧れや夢を切々と描いている。昭和時代に学校の音楽教科書に掲載されていた。

JASRAC(日本著作権協会)のデータベースによれば、原曲はフランス民謡で、小林純一の訳詞がつけられた楽曲とされている。具体的な原曲名については記載がなかった。

チェコ・南ボヘミア州 チェスキー・クルムロフ歴史地区(世界遺産)

メロディは、キャンプソング・スカウトソングとして知られる『燃えろよ燃えろ』、および『星影さやかに(一日の終わり)』と同じ。

メロディのルーツについては、古いフランス民謡またはボヘミア民謡として紹介されることが多いようだが、具体的な原曲名等の詳細はまったく明らかにされていない。

少し似ているメロディとしては、『ともだち賛歌』の日本語歌詞で知られるアメリカ歌曲『リパブリック賛歌』の名前が挙がることがあるが、『遠くの町』との関係は不明。

歌詞

訳詞:小林純一による『遠くの町』の歌詞を次の通り引用する。

1.
遠い山の向こうの 知らない町よ
いつか馬車に乗って 行きたい町よ

2.
飾り窓の店 あるという町
ポプラの並木の あるという町

3.
遠い雲の下の 知らない町よ
楽しいことが ありそうな町よ

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