かあさんの歌 歌詞と解説

かあさんが夜なべして 手袋あんでくれた・・・

『かあさんの歌』は、窪田聡作詞・作曲による日本の童謡・歌曲。1958年(昭和33年)に発表された。

窪田聡は、1954年(昭和29年)に開成高校を卒業後、合格していた大学に進学せず、文学を志して家出。埼玉県でうたごえ運動の中心として活動していた。

歌詞の中には、家出当時に母から届いた小包の思い出や、戦時中に疎開していた長野県信州新町の情景が歌い込まれている。

うたごえ運動を通じて全国の歌声喫茶に広まったほか、劇団わらび座の舞台でも歌われた。さらに、ダークダックスやペギー葉山によって取り上げられ、NHKの『みんなのうた』でも放送されて、より広い層に知られるようになった。

【YouTube】かあさんの歌(歌詞付)

歌詞

かあさんが
夜なべをして
手袋あんでくれた
木枯らし吹いちゃ
冷たかろうて
せっせとあんだだよ
ふるさとの
便りはとどく
いろりのにおいがした

かあさんが
麻糸つむぐ
一日つむぐ
おとうは土間で
わら打ち仕事
お前も がんばれよ
ふるさとの冬は
さみしい
せめてラジオ
聞かせたい

かあさんの
あかぎれ痛い
生みそを すりこむ
根雪もとけりゃ
もうすぐ春だで
畑が待ってるよ
小川のせせらぎが
聞こえる
なつかしさが
しみとおる
なつかしさが
しみとおる

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