早起き時計
チックタック チックタック ボーンボン♪
「チックタック チックタック ボーンボン」が歌いだしの『早起き時計』は、1937年にキングレコードから発表された日本の童謡。
作詞は『汽車ぽっぽ』の冨原薫(ふはら かおる)、作曲は『かもめの水兵さん』を手掛けた河村光陽。
時計の針が動く音を「チックタック チックタック」と擬音で表現する手法は、『汽車ぽっぽ』の「しゅっぽ しゅっぽ しゅっぽっぽ」でも同様だ。こうした擬音で歌に生き生きとしたリズム感・躍動感が生まれる。
【YouTube】早起き時計
童謡『グッドバイ』と似てる?
河村光陽は『早起き時計』と同年に童謡『グッドバイ』を作曲しているが、冒頭の「グッドバイ グッドバイ グッドバイバイ♪」の部分は、『早起き時計』の「チックタック チックタック ボーンボン」とメロディがとてもよく似ている。
グッドバイの冒頭は原詩にはなかった部分であり、河村光陽が自ら付け足した創作部分であることから、まず先に『早起き時計』のメロディが完成し、その冒頭のユーモラスな擬音部分を『グッドバイ』に応用したのではないかと推測される。
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