マッチの歌

ドイツ民謡『Schwefelhölzle

『マッチの歌 Schwefelhölzle』(シュヴェフェルヘルツレ)は、19世紀頃から歌われているドイツ民謡。発祥は、ドイツとフランスの国境近くのアルザス地域圏とのこと。

歌詞は、マッチ売りの行商人が歌っていたであろうマッチ販売促進のためのうた、いわゆる販促ソング的な内容となっている。その意味では『マッチ売りの歌』と表記した方が内容が分かりやすいかもしれない。

日本語の歌詞もつけられているようで、YouTubeでは都城少年少女合唱団が「すりましょ すりましょ とっても便利なマッチは 思い切ってすらなきゃ火がつかない」と歌っている動画がアップされていた。

【YouTube】ドイツ民謡『マッチの歌 Schwefelhölzle

歌詞の意味・日本語訳(意訳)

Schwefelhölzle, Schwefelhölzle,
Schwefelhölzle muss ma ha
dass ma alle Augenblick
a Feurle mache ka.

マッチ マッチ 必要なマッチ
どんな時でも火をおこせる

Mädle, seid doch nicht so stolz,
braucht ihr doch a Schwefelholz.
Wenn ihr wollt a Süpple koche,
müsst ihr doch a Feurle mache,
müsst ihr Schwefel ha.
Lalala…

少女たちよ 気取ってないで
マッチが要るでしょ
スープを作るには
火が必要だから
マッチも必要だよ
ラララ…

その他の日本語カバー曲も

『マッチの歌 Schwefelhölzle』のメロディに別の内容の日本語歌詞をつけたと思われる日本の童謡や子供向けのうたを2曲ご紹介。

まずは『あわてんぼうの歌』。まどみちお作詞による子供向けの歌で、歌い出しは「あわてんぼうのおつかい 用事も聞かず あわててかけだす タッタッタッタッタ」。

次に『おどりうた(踊り歌)』(作詞:岡本敏明)。歌い出しは「バイオリンに合わせて足並みそろえ みどりの牧場で踊ろうよ」。

2曲とも原曲のドイツ民謡『マッチの歌 Schwefelhölzle』との内容的な関連性はまったくない。

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