アリの行進 The Ants Go Marching

原曲は19世紀アメリカ南北戦争時の流行歌

『アリの行進 The Ants Go Marching』は、19世紀アメリカ南北戦争時に流行した『ジョニーが凱旋するとき』を原曲とする子供向けの英語の歌

歌詞では、擬人化されたアリが列を組んで行進をしていく様子がシンプルに描写されている。YouTubeでもいくつかアニメ動画が公開されている。

アリの行進 The Ants Go Marching

同曲は、アメリカの子供向けテレビ番組「バーニー&フレンズ Barney & Friends」で1993年に放送されたほか、音楽グループ「カウントダウン・キッズ The Countdown Kids」らもカバーしている。日本語版の歌詞もつけられているようだ。

画像:The Ants Go Marching/Turtle Interactive@YouTube

【YouTube】Super Simple Songs - The Ants Go Marching

【YouTube】Turtle Interactive - The ants go marching

歌詞の意味

The ants go marching one by one
hurrah! hurrah!

アリが行進する 一匹ずつ
フレー! フレー!

The ants go marching one by one
hurrah! hurrah!

アリが行進する 一匹ずつ
フレー! フレー!

The ants go marching one by one
The little one stops
to suck his thumb

アリが行進する 一匹ずつ
小さなアリは立ち止まり
指をしゃぶった

And they all go marching
down to the ground
to get out of the rain.

アリたちはみんな
地面に伏して雨をよけた

BOOM BOOM BOOM

ブン ブン ブン!

原曲の歌詞との比較

『アリの行進 The Ants Go Marching』の原曲『ジョニーが凱旋するとき』の歌詞について、その冒頭の歌詞と簡単に比較してみたい。

When Johnny Comes Marching Home Again,
Hurrah! Hurrah!
We'll give him a hearty welcome then
Hurrah! Hurrah!

ジョニーが凱旋するとき
万歳!万歳!
我々は彼を温かく迎えるだろう
万歳!万歳!

<抜粋:『ジョニーが凱旋するとき』冒頭の歌詞より>

原曲の歌詞を見ると、「Marching マーチング」や「Hurrah! フレー」などの歌詞が一致していることが分かる。

ジョニーが凱旋するとき』は戦争から帰還した兵士を迎える歌なので、それをカバーした『アリの行進 The Ants Go Marching』でも、子供の歌にしては若干重たい雰囲気があるように感じられるが、YouTubeでは再生回数が一億回を超えている動画もあり、しっかり受け入れられて人気の曲になっているようだ。

関連ページ

ジョニーが凱旋するとき
アメリカ南北戦争 兵士の帰りを温かく迎える故郷の人々
虫のうた
『とんぼのめがね』、『ちょうちょう』、『ほたるこい』、『虫のこえ』など、身近な昆虫を題材とした日本の童謡・世界の歌まとめ
アメリカ南北戦争 有名な歌と歴史
9世紀アメリカで北部州と南部州が激突した未曽有の内戦
19世紀アメリカの歴史 有名な出来事まとめ
19世紀アメリカでは、西へ西へと領土を拡大していき、国内を二分した南北戦争を経て、大陸横断鉄道の開通により、西部開拓が進められていった。アラモの戦い、ゴールドラッシュ、西部開拓時代など。