未来少年コナン 主題歌・オープニングテーマ曲

宮崎駿が初めて監督を務めた記念すべきアニメ作品

「未来少年コナン」は、1978年に放送されたNHKアニメ。スタジオジブリの宮崎駿が初めて監督を務めた作品であり、絵コンテで参加した富野由悠季は後に「ザブングル」監督となり本作から大きな影響を受けたと語っている。

舞台は人類の大半が戦争で死滅した世界。小さな島で「おじい」と暮らしていた少年コナンの下へ、ある能力を持ったヒロインの少女ラナが漂着する。

未来少年コナン Blu-rayボックス

ジャケット写真:未来少年コナン Blu-rayボックス

そこへ世界征服を目論むレプカが現れ、おじいは殺されラナはさらわれてしまう。おじいの仇を打ち、ラナを救うため、少年コナンまだ見ぬ世界へ旅立っていった…

オープニングテーマ曲は?

未来少年コナン主題歌・オープニングテーマ曲は、作詞:片岡 輝、作曲:池辺 晋一郎による『いま地球が目覚める』。声楽家の鎌田直純、ゴスペルシンガー山路ゆう子のデュエットは、少年コナン・少女ラナの男女ペアリングを意識したものだろう。

【YouTube】未来少年コナン主題歌『いま地球が目覚める』

同時期に放送されていた民放他局のアニメシリーズ「世界名作劇場」では、「フランダースの犬」や「あらいぐまラスカル」など、大杉 久美子の明るく爽やかな歌声が印象的だったが、それらと比べるとNHKアニメ「未来少年コナン」主題歌は若干地味な印象を受ける。

JASRACのデータベースによれば、「アーティスト」の欄に「大杉 久美子」の名前も見られたので、おそらく他のアニメソングアルバムの企画などで彼女によるカバー盤がリリースされていたのではないかと思われる。

作詞は『グリーングリーン』の片岡 輝

作詞者の片岡 輝(かたおか ひかる/1933-)は、元TBS社員の詩人・文学者で、童謡『とんでったバナナ』や洋楽『グリーングリーン』訳詩(作詞)などで知られる。

作曲者の池辺 晋一郎(いけべ しんいちろう/1943-)は、NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」、「八代将軍吉宗」、NHK朝の連続テレビ小説「君の名は」などを手掛けている。

エンディングテーマ曲は

エンディングテーマ曲『幸せの予感』も、作詞・作曲・歌はオープニング曲と同じメンバー。こちらはNHKみんなのうたでも放送されたことがあるようだ。

【YouTube】 エンディングテーマ曲『幸せの予感』

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