かみともにいまして(神共にいまして)
God Be with You Till We Meet Again

卒業式や送別会などで別れの歌として歌われる讃美歌・聖歌

『かみともにいまして(神共にいまして)God Be with You Till We Meet Again』は、 19世紀後半のアメリカで作曲された別れの歌。

日本のキリスト教系学校でも卒業式や送別会などで別れの歌として歌われるほか、賛美歌・聖歌としても歌われる。

作詞は、アメリカの牧師ジェレミア・ランキン(Jeremiah Eames Rankin/1828–1904)。教会に集まったキリスト信徒らの別れの歌として書かれた。

ランキン牧師は別れの歌を作詞するにあたり、「good-bye(さようなら)」の語源が「God Be with You(神があなたとともにありますように)」であることにヒントを得たという。

作曲は、別の教会の音楽監督ウィリアム・トーマー(William Tomer)に依頼された。オリジナルの歌詞は8番まであるが、実際には1,2,4番など一部のみ歌われることが多いようだ。

【YouTube】God Be with You Till We Meet Again

歌詞の一例・意味(意訳)

God be with you till we meet again
By his counsels guide, uphold you

神のご加護を また集う日まで
神の導きが我らを支える

With his sheep securely fold you
God be with you till we meet again

子羊らは神の懐に抱かれる
神のご加護を また集う日まで

Till we meet, till we meet,
God be with you till we meet again

神のご加護を また集う日まで

Till we meet, till we meet,
till we meet at Jesus’ feet

神の御許に集うまで

Till we meet, till we meet,
God be with you till we meet again

神のご加護を また集う日まで

映画「スターウォーズ」と「God be with you」

余談だが、アメリカ映画「スターウォーズ Star Wars」シリーズにおける劇中の台詞「フォースとともにあらんことを May the force be with you」は、「May God be with you(神があなたとともにあらんことを)」から来ている。

ちなみに、iPhoneに搭載された音声認識秘書アプリ「Siri(シリ)」に「フォースとともにあらんことを」と話しかけると、「充電器と共にあれ!」や「次は”私がお前の父親だ”なんて言われそうですね」など、ユニークな答えが返ってくるという。

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