シンフォニエッタ Sinfonietta

ヤナーチェク(Leoš Janáček/1854-1928)

ヤナーチェク:シンフォニエッタ/タラス・ブーリバ

『シンフォニエッタ』は、チェコ出身の作曲家ヤナーチェクによる最晩年の管弦楽作品。プラハ初演は1926年6月26日。

「シンフォニエッタ」とは、元来「小交響曲」を意味するが、本作はもともと軍楽(ファンファーレ)として構想されたためもあり、伝統的なソナタ形式やロンド形式は斥けられ、交響曲としての性格は失われている。

開始楽章はプログレッシブ・ロックの雄、エマーソン・レイク・アンド・パーマーによって、デビュー・アルバムの1曲「ナイフ・エッジ」として編曲された。

また、村上春樹による12作目の長編小説『1Q84』のなかで、ジョージ・セル指揮、クリーヴランド管弦楽団の演奏による『シンフォニエッタ』が重要な役割をもって描かれている。モデルとされるCDはこちら

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【YouTube】ヤナーチェク シンフォニエッタ Sinfonietta

ヤナーチェク : シンフォニエッタ(指揮:ジョージ・セル)

「シンフォニエッタ」は、指揮者のジョージ・セルが録音した唯一のヤナーチェクの作品。彼の卓越した指揮能力が凝縮された名演。