ピアノ協奏曲第9番 ジュノム(ジュノーム)

ジュノーム(ジュノム)嬢って誰?2004年に正体が判明

『ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調』K. 271 は、モーツァルトが1777年1月にオーストリアのザルツブルクで作曲したピアノ協奏曲。

ザルツブルクを訪れたフランスの女流ピアニストであるジュノーム(ジュノム)嬢に献呈されたとされ、曲自体も「ジュノーム(ジュノム)」の愛称で呼ばれる。

ザルツブルクの街並み

写真:ザルツブルクの街並み(出典:Wikipedia)

ジュノーム(ジュノム)嬢が具体的に誰なのかについては、長年モーツァルト研究の一つの課題であった。

しかし2004年、モーツァルトの友人でフランスの舞踏家ジャン=ジョルジュ・ノヴェールの娘ヴィクトワール・ジュナミ(Victoire Jenamy)であることが、音楽学者のミヒャエル・ローレンツによって発見された。

「ジュノーム(ジュノム)」という名称は、フランス語で「若者」を意味する「jeune homme」を人名として誤って解釈してしまっていたとのこと。

【YouTube】 Mitsuko Uchida - Piano Concerto No.9

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