ハレルヤ・コーラス
オラトリオ「メサイア」第2部より

ヘンデル(George Frideric Handel/1685-1759)

ハレルヤコーラスで有名なヘンデルのオラトリオ「メサイア」は、バッハのマタイ受難曲ヨハネ受難曲と並ぶヘンデルの宗教的作品。

タイトルは「メシア(救世主)」の英語読みに由来し、歌詞は聖書から取られ、イエス・キリストの生涯を題材とした独唱曲・重唱曲・合唱曲で構成されている。

十字架と青空

演奏時間は2時間半前後。初演は1742年4月13日アイルランドのダブリンで、その後ヘンデルの生前に何度も改訂・再演された。

【YouTube】ヘンデル ハレルヤ・コーラス

スタンディング・オベーションの由来がハレルヤ?!

1743年、ロンドンの国王ジョージ2世(1683-1760)の前で、ヘンデル「メサイア」が初めて演奏された。その際、ハレルヤコーラスの素晴らしさに感動したジョージ2世が立ち上がって拍手を送り、その行為に周りの観衆もつられて立ち上がって拍手を送った。

このジョージ2世のエピソードが、今日のスタンディング・オベーションの起こりとされている。「メサイア」が演奏されるコンサートでは、ハレルヤコーラスの部分で観衆が立ち上がり、オーケストラに惜しみないスタンディング・オベーションが送られる。

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