口笛吹きと犬
The Whistler and His Dog

マーチ王スーザ楽団の伝説的トロンボーン奏者アーサー・プライヤーとは?

『口笛吹きと犬』は、アメリカのトロンボーン奏者アーサー・プライヤーによる有名な器楽曲。

アーサー・プライヤー(Arthur Pryor/1870-1942)は、アメリカのミズーリ州生まれ。11歳の時には既にトロンボーンを吹き始め、15歳にはマスターしていたという。

マーチ王フィリップ・スーザの楽団へ

22歳(1892年)には、マーチ王フィリップ・スーザ率いるスーザ・バンドに加わり、すぐにソロのトロンボーン奏者として活躍した。

1903年にスーザ・バンドを脱退して自らの楽団を結成。同年の11月にはニューヨークシティのマジェスティック劇場でデビューを果たした。

プライヤーの代表曲としては、『口笛吹きと犬』の他に、スコットランド民謡『Bluebells of Scotland(スコットランドの釣鐘草)』をトロンボーン向けにアレンジした楽曲が広く知られている。

オーケストラ名曲集 口笛吹きと犬など

【YouTube】アーサー・プライヤー 口笛吹きと犬

マーチ王フィリップ・スーザとは?

フィリップ・スーザ(John Philip Sousa/1854-1932)とは、アメリカの作曲家・指揮者。100曲を越える行進曲を作曲したことから、マーチ王と呼ばれる。

スーザの代表曲は、『雷神』、『自由の鐘』、『星条旗よ永遠なれ』、『ワシントン・ポスト』などが日本でも広く知られている。

ちなみに、『六甲おろし(阪神タイガースの歌)』で知られる古関 裕而(こせき ゆうじ/1909-1989)は、「日本のスーザ」と呼ばれている。