徳川家康の甲冑・鎧・具足

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徳川家康公が合戦時などに身に着けていたとされる鎧や兜などの甲冑(かっちゅう)・具足(ぐそく)・武具について、有名なものを簡単にまとめてみた。

歯朶具足 しだのぐそく

歯朶具足(しだのぐそく)は、兜の前立(まえだて)に植物のシダ(歯朶/羊歯)をあしらった甲冑。「羊歯具足」とも表記される。

下の写真(浜松城展示)で言うと右側の甲冑が歯朶具足。徳川家康が登場するNHK大河ドラマでは、特に関ヶ原の戦いにおいて、立派な前立のついた歯朶具足を身に着けて布陣する姿がよく描写される。

なお、久能山東照宮博物館に所蔵されている歯朶具足(伊予札黒糸威胴丸具足)の兜には、前立を装着する部分が存在せず、歯朶の前立は付属品として添付される形となっている。

歯朶具足は家康以降も歴代将軍によってレプリカ(複製)が作られているが、兜に歯朶の前立が装着されたのは、どうやら家康の死後になってからの可能性が考えられるようだ。

金陀美具足 きんだびぐそく

上の写真で歯朶具足の左側に展示されている金色の甲冑は、家康が19歳のときに着用したといわれる金陀美具足(きんだびぐそく)。

歯朶具足、金陀美具足、どちらも縁起の良い甲冑として、5月の子供の日・端午の節句に贈る5月人形として人気がある。

南蛮胴具足 なんばんどうぐそく

南蛮胴具足(なんばんどうぐそく)は、西洋のプレートアーマーを元に16世紀から日本で作られた甲冑。鉄板で鉄砲の攻撃にも強いが、重量が重く高価な鎧であった。

1600年(慶長5年)に日本へ漂着したオランダの商船リーフデ号(De Liefde)から回収した甲冑を再利用したものとされ、徳川家康は南蛮胴具足を家臣の榊原康政や渡辺守綱に分け与えている。

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