ポール・セザンヌ
Paul Cézanne/1839-1906

ピカソらのキュビズムにも大きな影響を与えた近代絵画の父 ポール・セザンヌ

セザンヌト「カード遊びの人々」(出典:Wikipedia)

 ポール・セザンヌ (Paul Cézanne/1839-1906)は、ゴッホゴーギャンと同時期のフランスの画家後期印象派の時期に活躍し、「近代絵画の父」として知られる。

 セザンヌは、時間とともに移ろう光を追いかけている印象派に不満だった。彼の「絵画は、堅固で自律的な再構築物であるべきである」という考え方は、続く20世紀美術に決定的な影響を与えた。

ポール・セザンヌの生涯

 1839年、ポール・セザンヌは裕福な銀行家の息子として南フランスのエクス=アン=プロヴァンスに生まれた。

 1862年、画家を志してパリに出る。ロマン主義のウジェーヌ・ドラクロワ、写実主義のギュスターヴ・クールベ、のちに印象派の父と呼ばれるエドゥアール・マネらから影響を受けた。

理解されず苦しい時期が続く

 1874年の第1回印象派展に『首吊りの家』を出品し、以後第3回に出品した。43歳の時、『画家の父』(1882年)で初めてサロンに入選。

 1886年には故郷に戻り、サント・ヴィクトワール山などをモチーフに絵画制作を続けた。経済的な不安はなかったものの、絵はなかなか理解されなかった。

ピカソらのキュビズムにむ影響を与えた

 1895年、アンブロワーズ・ヴォラールの画廊で初個展を開き、一部の若い画家たちから注目され始めた。

 後進への手紙の中で「自然を円筒、球、円錐として捉えなさい」と書き、この言葉が後にパブロ・ピカソに代表されるキュビスムに大きな影響を与えた。

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