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| ルーベンス「シュザンヌ・フールマンの肖像」(出典:Wikipedia) |
ルーベンス(Pieter Paul Rubens/1577-1640)は、17世紀バロック時代のヨーロッパを代表する画家。
動きの多い劇的な構図、人物の激しい身振り、華麗な色彩、女神像などに見られる豊満な裸体表現など、バロック絵画の特色が十二分に発揮されている。
バロック(仏:baroque)とは、16世紀末から18世紀にかけてヨーロッパ各国に広まった美術・文化の様式のこと。
建築、絵画、彫刻などの分野で、動的な造形や、装飾を多用したり、光を効果的に使うなど、劇的な空間を作り出そうとする傾向が主流になった。
時代背景としては、カトリック教会の対抗改革(反宗教改革運動)や、ヨーロッパ諸国の絶対王政などがある。
多くの言語に精通していたルーベンスはイタリア、スペイン、英国にも足跡を残し、外交官としての一面もあった。
1609年、スペインの支配下にあったフランドルにおいて、ルーベンスは和平のための外交使節として、スペインのマドリードに派遣された。
ルーベンスはそこでスペイン最大の画家ベラスケスに会っており、またスペイン宮廷が所蔵していたティツィアーノ(ヴェネツィア派の巨匠)の絵画を模写するなど、画家としての活動もしている。
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| アントワープ大聖堂(出典:Wikipedia) |
1975年に放送されたテレビアニメ『フランダースの犬』で、主人公のネロがルーベンスの絵を見たがっていた様子がストーリーの中で描かれている。
最終回では、ネロとパトラッシュが力尽きる直前のシーンで、アントワープ(アントウェルペン)大聖堂にある「キリストの降架」と「聖母被昇天」の2枚の絵画を見上げる場面があるが、いずれもルーベンスの作品である。
ちなみに、「聖母被昇天」を見ているシーンのBGMは、シューベルト作曲『アヴェマリア』、ネロが永遠の眠りにつき昇天していくシーンのBGMは、賛美歌『主よ御許に近づかん』。
【関連ページ】
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| 「キリスト昇架」(アントワープ大聖堂)(出典:Wikipedia) |
アントワープ大聖堂にある三連祭壇画。縦4.6メートルの大作。十字架に掛けられるキリストを描く。
アントワープ大聖堂にある三連祭壇画。縦4.2メートルの大作。磔刑に処されたイエスの亡骸が降ろされる場面を描く。
アントワープ大聖堂所蔵。聖母マリアがその人生の終わりに肉体と霊魂を伴って天国にあげられた出来事を描く。
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嶋田出版; 改訂版版 |
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NHK『迷宮美術館』制作チーム |