Carry Me Back To Tennessee
懐かしきテネシー

19世紀アメリカ南北戦争時代の大衆歌曲

『Carry Me Back To Tennessee』(キャリー・ミー・バック・トゥ・テネシー/懐かしきテネシー)は、19世紀アメリカ南北戦争時代のアメリカ大衆歌曲。

曲名は、冒頭の歌詞から『Ellie Rhee』(エリー・リー)とも題される。同曲は、南アフリカの愛唱歌『サリーマレー(サリマライズ)』の原曲と考えられている。

上画像は1865年に出版された当時の楽譜表紙。作詞・作曲者(編曲者)として、19世紀アメリカの作曲家セプティマス・ウィナー(Septimus Winner/1827-1902)の名前が記載されている。

セプティマス・ウィナーといえば、『10人のインディアン Ten Little Indians』の原曲を1868年に作曲したことでも有名。

なお、『Carry Me Back To Tennessee』のメロディについては、イギリス歌曲『Foggy Foggy Dew』が原曲と考えられているようだ。

歌詞の内容は?

『Carry Me Back To Tennessee』または『Ellie Rhee』の歌詞は、アメリカの農園で主人の下で働くアフリカ系労働者の視点から描かれている。

アメリカ南北戦争により暮らしていたテネシー州を追われ、優しかったエリー・リー(Ellie Rhee)も亡くなってしまった主人公。懐かしきテネシーに帰りたいと繰り返されるコーラスがなんとも切ない。

【試聴】Carry Me Back To Tennessee (Ellie Rhee)

歌詞の一例(英語)・日本語訳(意訳)

Sweet Ellie Rhee so dear to me
Is lost forever more;
Our home was down in Tennessee,
Before dis cruel war.

優しかったエリー・リー
もう二度と会えない
故郷のテネシーは
戦争で荒れ果てた

Then carry me back to Tennessee,
Back where I long to be.
Among the fields of yellow corn;
To my darling Ellie Rhee.

懐かしきテネシーに帰りたい
そこは僕の故郷
トウモロコシの畑が広がる
エリー・リーがいた所へ

<注:歌詞にはアフリカ系英語が含まれる>

関連ページ

サリーマレー(サリマライズ)
『Carry Me Back To Tennessee』を原曲とする南アフリカの愛唱歌。
10人のインディアン Ten Little Indians
『Carry Me Back To Tennessee』の作曲者であるセプティマス・ウィナー作曲
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